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落ちていくのどんどんと

「赤兎馬さん、戦闘服と武器を手にいれたので

 私はマスターの元へ帰ろうと思います」

残念そうな顔をする赤兎馬。

「そうですか、300年ぶりにお会いしたので

 もっとお話がしたかったですが仕方ありません。

 不肖の弟子、この赤兎馬が 転移魔法で

ガンガン老子をドラロン殿の工房までお送りいたしょましょう」

両手をおへその下辺りに添え、エレガント立ちで丁寧にお辞儀をするガンガン。

「ありがとうございます。

 でもその前にレニーだけでも一緒に連れて帰りたいと思います」

「なるほど、なるほど。

 では早速レニーなる人物をここへ連れてきましょう」

目を閉じ、ダンジョン内の様子を脳内で見ている赤兎馬。

ピチ4の面々、超林寺の面々を見ているがレニーと思わしき若者がいない。

(おや、ここにはいない?)

階層主がいるホール内を確認する赤兎馬。

緑光の球体を頭で突いたり尻尾で叩いたりしている3匹の

大型ナブルモササウルスを見つける赤兎馬。

(ナブルのやつら遊んでいるのか?

 あの緑に光る球体はなんだ・・・ん?

あの中にヒューマンがいるが、 もしかしてあれが レニーか。

では、早速・・・)

階層主のナブルモササウルスが大きな尻尾で緑光の球体を叩きつける。

バチコーン!

   ●

バチコーン!

ゲートが開き10頭のサイボーグ馬がいっせいに走り出す。

8番と書かれたサイボーグ馬が3番手につけている。

第一コーナーを曲がるサイボーグ馬達。

ガゴンっ!

「のわああああああぁぁぁ」

壁にぶち当たる俺っちが入った緑光の球体は縦に跳ね飛ぶ。

爆炎の中から真っ赤な体で出てくるデストロイヤーを険しい顔をして遠くで見ている

グリーンことジャネット。

サイボーグ馬の疾走は続く。

第二コーナーに差し掛かったとき、

8番と書かれたサイボーグ馬が2番手へ浮上する。

ガゴンっ!

「のわああああああぁぁぁ」

地面にぶち当たり、すごい勢いで転がっていく俺っちが入った緑光の球体。

ふぅー・・・意を決したか深呼吸をするジャネット。

サイボーグ馬の疾走は続く。

第三コーナーを曲がり最後の直線に入ったとき、

8番と書かれたサイボーグ馬がトップに躍り出る。

ガゴンっ!

「のわああああああぁぁぁ」

壁にぶち当たりホールの角目掛けて転がっていく緑光の球体。

全力でデストロイヤー目掛けて走っていくジャネット。

突然のことで驚くピンク。

「ちょっと、グリーン!どこへ行く!

 戻りなさい! 命令だぞ!」

8番と書かれたサイボーグ馬が1着でゴールする。

場内の放送。

「1着、8番サニーレニーサンシャイン」

馬券を握り締めて震えているスーザン。

「当たった・・・当たったわ、おっちゃん!」

その左横にはおっちゃんがいる。

「だろう、今日の俺は絶好調だからな」

「さすがおっちゃん、イエーイ、絶好調!」

ハイタッチをするスーザンとおっちゃん。

「のわああああああぁぁぁ」

緑光の球体はホールの隅っこに空いていた穴に

ビリヤードの玉が吸い込まれるように落ちた。

「あっ・・・落ちた」

脳内でこの様子を見ていた赤兎馬が思わず声に出す。

穴の先は空洞になっており、パチンコ台に発射されたパチンコ玉が釘にあたって

不規則に落ちていくように、崖の壁にゴンゴンぶつかりながら落ちていく。

「のわああああああぁぁぁ、目が回るうぅぅぅ」

100メートルほど落ちただろうか。地面に当たり4回バウンドした後

坂を転がりながら更に奥へとどんどんと落ちていく。

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