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ドグマ、ようやく合流

「のわああああああぁぁぁ」

ゴロゴロゴロゴロ。

「のわああああああぁぁぁ」

ゴロゴロゴロゴロ。

ボール遊びをしているかのように緑光の球体を口先で突く3体の巨大ナブルモササウルス。

遠くから見ると水族館のアシカショーのように見える。

   ●

「あっ・・・レニーの反応が消えたワン」

ダンジョンの通路で小型ナブルモサザウルスの迎撃準備をしていた

モモのすけ達と超林寺の一同に緊張が走る。

グラサンおしゃれヒゲだけど今はグラサンがない状態のアッツシンが

「反応が消えたということは・・・」

お肌すべすべポニーテーのタッカロンが

「それってレニーが食われたってことじゃん」

リンリンが

「やっぱり吟遊詩人は使えないアル」

ランランが

「本当、吟遊詩人ってやつはアル」

モモのすけは腕組みをしながら

「そうか・・・レニーのやつ食われたか・・・。

 まあ、吟遊詩人だしな~」

モンモンが冷静に

「吟遊詩人は関係ないと思うキー」

   ●

ピクンっ!

レニーの不幸に気がついたかのように急に振り向くスーザン。

「・・・レニー・・・」

スーザンの目線の先には魔法で表示されたサイボーグ競馬のオッズ表の画面。

「サニーレニーサンシャイン・・・単勝で5倍か」

「おっ、シスター様じゃねぇか。どうでぇ調子の方は~」

3人組みのおっちゃんに声を掛けられるスーザン。

「ぜんぜんダメ。おっちゃんは?」

「絶好調よ~」

   ●

「我が名はデストロイヤー。破壊こそ全て。破壊こそ創造」

鉄が溶ける時のように全身が赤くなっている

顔はパンダ、体はヒューマンだがパンダ柄の細マッチョ。

足跡は焼け焦げ地面が深さ2センチほど溶けている。

デストロイヤーの右足が野球のボールくらいの大きさの石を踏みつける。

ジュウウウウという音を出しその場で溶解する石。

デストロイヤーの周囲から火災旋風かさいせんぷう、竜巻が発生する。

(やつめ、一体何をした・・・)

この様子を分析をしているドグレッタ。

1キロメートル以上距離は離れているが熱風が伝わってくる。

あくまで仮定、推測の範囲内だが全身を使って大爆発を起こしたのだろう。

自然界では存在しない熱量を生み出したのか。

金属の肉体、金体だからこそ可能な荒技というところか。

あの熱・・・一気に冷やせばどうなる?

ドグレッタは念話で

「ドグザーヌ、至急私のところへ来い」

「はい、お母様」

ドグザーヌは前足を上げ後ろ足立ちになる。

有名な絵画 サン=ベルナール峠を越えるボナパルト のナポレオン無し状態。

そして一直線にドグレッタの元に猛スピードで走り出す。

公園と海の境目にある高さ1メートルほどの柵を軽々と飛び越えると

「ウイングオン」

背中から羽を生やしバッサバッサと翼を動かし走る。

平野を猛スピードで滑走する馬のように海上を走るドグザーヌ。

「ドグロック、私が行くまでデストロイヤーをそこへ足止めしておけ」

「了解しました、お母様」

ゆっくりと近づいてくるデストロイヤーの前に

リフレクトシールドを展開したままのドグロックが立ちはだかる。

「ドグミーナ、ドグマとはまだ連絡が取れんのか」

「ピュロロヒュロ(ごめんさない、お母様。位置情報は伝えているのですけど・・・)」

竜巻を伴いゆっくりとドグロックのところへ歩いてくるデストロイヤー。

すさまじい熱量がドグロックを襲う。

ドグロックの体から白い湯気が立ちのぼる。

「ぬううう、熱い」

ドグザーヌがドグレッタの元に到着する。

「お待たせしました、お母様」

ドグザーヌは人体部分を前かがみにしてドグレッタの両脇に手を差し込み

抱かかえ馬の部分に乗せた。

そして猛スピードでデストロイヤーへ向かって走っていく。

ドグロックの顔の皮膚が蛇のうろこのようにがポロポロとめくれ上がっていく。

「ぬううう、熱い」

キュイイイイイン!という音がして空から何かが降ってきて

デストロイヤーとドグロックの間の地面に突き刺さる。

ビイイイイィィィィン!と振動する細い棒?いや、これは

スターライトランス!

ドグロックの横に前かがみになり、両手を漢字の八のように広げ

降り立つ白い衣装のリーゼント男。

「兄上、遅いですよ」

ゆっくりと立ち上がり平櫛でご自慢のリーゼントをかき上げながら

「待たせたな~、ベイベェー」

ドグマ、ようやく合流。

ドグマの腕の下についている線状のヒラヒラの先が熱さで火がつき数本燃えている。

「兄上、ヒラヒラが燃えてますよ」

慌てて火を消すドグマ。

「あちちちっ、だぜ、ベイベェー」

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