表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/51

人を呪わば穴二つ

(えっ?何であんなところに・・・)

大きな口を開けて俺っち目掛けて飛び降りてくる5メートル級のナブルモサザウルル。

終わった・・・これは終わった。こんなシーンというか主人公が飲み込まれて、

ほれ、あれ、ええっと・・・進撃の・・・どっしーーーーーん!

地面に着地と同時に大きな口で俺っちをパクリ。

目を閉じて鼻をピクピクさせていたワンセブンが目を開く。

「あっ・・・レニーの反応が消えたワン」

   ●

ベンチに座っていたプロポーズ予定のカップルは恐怖の顔で逃げる。

公園内を恐怖の表情で逃げ惑う沢山の人々。

その中に一人だけニヤけ顔の男性がいた。

(やった!やったぞ!誰かは知らんが、このクソ状況を破壊してくれてありがとう)

「カチュアちゃんスゴーい! あんな大きな物を動かせるんだね~」

ピンク達と合流するイエロー。

「私もこんなの初めての経験よ、アシュミット」

「色っぽいカチュアが初めての経験とか言うと何かエロくね?」

「我々も安全な位置に避難するぞ、ご安全に~!」

ピンクを先頭にグリーン、イエロー、ブルーの順番で走りながら避難する。

「たいちょー、そのご安全に~っていうやつ、ダサくね?」

「いや、ダサくないぞ、グリーン」

ピンクは速度を落とし最後尾を走るブルーに横並ぶ。

「ブルー、女神像の攻撃は公園内の人々の避難が終わってからにしてくれ」

全力で走っているため息使いが荒く

はぁ・・・はぁ・・・と顔が少し赤い状態のブルーは

「ごめんなさい隊長・・・5人とやるなんて初めての経験なの。制御できないわ」

「5人とやる、とかマジエロ発言じゃん」

ニヤついているグリーン。

「5人とやるのが何でエロ発言なの~」

「そのくだりはもういいから! とにかく安全な場所まで避難するぞ。ご安全に~!」

デストロイヤーの前に仁王立ちする女神像。

右手をグーにして大きく振りかぶりデストロイヤー目掛けて振り下ろす。

女神像のパンチを斜め上に飛び避けるデストロイヤー。

ズゴガゴーン! ビリビリビリビリ! と揺れる地面。

現在の女神像の体勢は

左手にソフトクリームを持って

地面に落ちてあるコインをしゃがんで拾っている

と言えばわかりやすいか。

女神像の右手は拳1個分地面にめり込んでおり、

その周りは半径5メートルほどのクレーターが出来ていた。

上からすう~っと女神像の顔に前に降り、空中で静止するデストロイヤー。

女神像は眉間にしわを寄せ立ち上がりながらデストロイヤー目掛けて

トーチを持った左手でフック気味に振りぬく。

ブフォフォフォと空気が震える音がする。

女神像の左フックを避け女神像の背後へ旋回し、空中で静止するデストロイヤー。

そして女神像を見ながら後ろ側へ移動し距離を取る。

ピンク達は公園内にある小高い丘の上にたどり着く。

ピンク達から見て逆正三角形に右にデストロイヤー、左に女神像。

正三角形の1辺は約500メートル。

ピンク達の対辺、デストロイヤーと女神像を結ぶ辺の向こう側には海が広がっている。

女神像はデストロイヤーの方へ体の向きを変えながら

野球のピッチャー、サウスポーの構え、

右足を上げ左手を大きく振りかぶってトーチを投げた!

「マジか、トーチって投げれるのかよ!」

大きく口を開け目を丸くするピンク。

普通自動車ほどの大きさのあるトーチはボフウウという空気抵抗の音を出しながら

空中で静止しているデストロイヤー目掛けて飛んでいくが

デストロイヤーのはるか頭上を飛んでいったトーチは

放物線を描きながら公園内に落ちていく。

その先には一人の男性が背中を向けて逃げ走っていた。

(これでプロポーズは失敗だ。ざまあ見ろ。ははは、ははははははははぁ)

ボフウウという音に気がつき振り向く男性。

人を呪わば穴二つ。ズガガガーーーン。男性の上に落ちるトーチ。

ちなみにこの数日後、ベンチに座っていたカップルのプロポーズは成功する。

「なかなかの破壊力だ」

空中で腕組みをして女神像を見る

顔はパンダ、体はヒューマンだがパンダ柄の細マッチョ。

「今度はこちらからいかせてもらおう」

デストロイヤーは両手を真横に広げ胸の前でパンと合わせ合掌のポーズを取る。

「試してみたい技がある」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ