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セーフティレンジャー集結その3

世界安全保証教会の第一会議室。

どこの会社にもあるような長机にパイプ椅子、そしてホワイトボード。

ホワイトボードには磁石付きのクリップで

デストロイヤーの顔写真が1枚だけ貼られている。

身長180センチ、ピンク色の戦闘タイツを装着した筋骨隆々のヒゲ男が

ホワイトボードの前に立ち真剣な表情で話している。

「今日はふざけないで聞いて欲しい! 世界の安全が脅かされる緊急事態なのだから」

身長165センチ、ピンクの左横に座っているグリーンの戦闘タイツを着た

金髪のドレッドヘヤー、褐色の肌でギャルメイクの女性が

ネイルを手入れしながらダルそうに言う。

「パンダじゃね、うける」

「パンダじゃない、デストロイヤーだ!」

身長140センチ、ピンクの右横に座っているイエローの戦闘タイツを着た女性が言う。

「ジャネットちゃん、パンダって何?」

「アシュミット、パンダ知らねーの? マジで言ってんの?」

「だ~か~ら~、前にも言ったと思うけど、本名で呼びあっちゃいけないって

 言わなかったかな?イエローとグリーン」

イエローの右隣に座っている

身長165センチ、胸元まであるウェーブがかったブラウンの長い髪の毛の先を

クルクル指で回しながら電話機を右手にもって通話中の

ブルーの戦闘タイツを着た女性が言う。

「うん、わかった。いつもの場所ね」

「そこ! 会議中ですよ! 私用の通話は禁止だって何回言わせんの!」

(いつもだったらここで心折れそうになるところだが今日の私は違う)

ことは急を要するのだ。世界の平和は我々にかかっているのだ!

ピンクは深呼吸をして

「それから今日は君たちの実力を確認させてもらう。

 確認し終わるまで今日は絶対帰さないからな!」

全員がいっせいにピンクの顔を見て声を揃えて言うのである。

グリーン「断る!」イエロー「断る!」ブルー「断る!」

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