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おとりになってこい

ダンジョンの最下層。

玉座に女性らしくエレガントに座っているガンガン。

そしてその右隣に召使いのように膝まづ・・・かず腕組みをして目を

閉じ立っている赤兎馬。

脳内でダンジョンの様子を映像化して監視していた。

映像はヤンチャオの顔へズームアップする。

(あの男がカンチャオの子孫か・・・よく似ておる)

せきっち、俺が死んだらこいつをお前が認める者に渡して欲しい』

(よく似ておるが・・・)

目を開ける赤兎馬。そして、

(何だあのふざけた顔の刺青は?)

24時間後に消える落書きっす!

   ●

ザパーン、ザパーン、ザパーン!

池から3メートルほどの高さの水柱が垂直に3回あがる。

10秒後くらいに池の水が真っ赤に染まりだす。

首から上が無くなった3メートル級が1匹、2メートル級が2匹、

合わせて3匹のナブルモササウルスの胴体が浮かび上がる。

真っ赤に染まった水面から悪魔のような顔の河童がゆっくりと顔を出す。

その顔を見たリンリンが叫び声をあげる。

「池の中に悪魔がいるアル」

ランランはリンリンに駆け寄り

「リンリン、双星陣そうせいじんアル」

受付の男、改め、リーとケンケン老子はイケメンマッチョの二人の後ろに

そそくさと隠れる。

ヤンチャオは悪魔河童の方へ向き

その場で両腕を前に構え、上半身を右へ回し始める。

ゆっくりとこちら側に近づいてくる筋骨隆々の悪魔河童。

その両脇に抱えてあるのは3匹のナブルモササウルスの頭。

両脇を緩めるとボトボトボトと地面に転がる3つの頭。

「片付いたぜ」

モモのすけが悪魔河童に近づき

「サゴチッチ、お疲れさん!」

マジか!あの可愛いマスコットキャラだったサゴチッチがあの悪魔河童なのかよ!

ランランに肩車されたリンリンがびっくりした表情で

「あいやーっ、あの緑色の可愛い奴があれになったアルか!」

上半身の回転をやめるヤンチャオ。

「もしかして、あんたがあのナブルモサザウルスを真っ二つにしたのか?」

サゴチッチは顔を斜め右上にして得意げに

「だから言ったろ。水辺の俺様は最強だ、ってな」

目を閉じてダンジョンの様子を観察していた赤兎馬もサゴチッチの変わりように驚いていた。

(面白いものが見れるとか言っておったが、この様な者が世の中におるとは。

 やつは魔族か?

 いや違うな・・・ある一定の条件で変身する珍しい種族だろう)

目を閉じ鼻をピクピクさせているワンセブン。

「ワンセブーン、この階層にはあと何体デカイ奴がいるんだ?」

モモのすけがワンセブンに聞いている。

ワンセブンの脳内に映像が映し出されている。

ダンジョンを早送り的な感じに進んで行き同階層の奥深くにたどり着く。

そこは今いるこの場所と比べて2倍は大きな空間が広がっていた。

岩陰に隠れて空間内の様子を観察している2匹の分身体の猿がいる。

分身体の猿の目と鼻は万感鼻感でワンセブンの目を鼻につながり

ワンセブンの脳内で映像として展開される。

「さっきのやつと変わらない5メートル級が2体ワン。

 あと1体は・・・でかいワン。

 7メートル・・・いや8メートルだワン。

 多分こいつが階層主だワン。

 それから1~2メートル級のやつが20~30体、卵の周りをうろうろしてるワン」

モモのすけは右手を上着の左胸元へ突っ込み赤い巾着袋を取り出して中身を確認する。

気毘きび団子が10個、人型の式神が5枚。

(足りねーな・・・)

言い訳にしかならねーが

魔王親衛教会にラチられて~

アニーの孤児院へ戻されて~

そしてその足で中国に来て~

そしていきなりダンジョンへ転移させられ~だったからな。

下準備する時間が無かったのが悔やまれる。

考えろ、考えろ、考えろ・・・今、ここにある人数、戦力で何が最適かを。

ゆっくり周りを見渡すモモのすけ。

そして、俺っちを見たモモのすけは信じられない言葉を発するのである。

「レニー、お前、おとりになってこい!」

なな、なんだとぉ~!

   ●

ダンジョンの最下層。

玉座に女性らしくエレガントに座っているガンガン。

右隣に立っている赤兎馬はガンガンの方へ体を向け

「ところでガンガン老子は何をしにここへ来られたのでしょうか」

「戦闘服と武器を取りに来たのです」

「おお、そうでしたか、そうでしたか」

「赤兎馬さん、戦闘服と武器はどこにあるかご存知でしょうか?」

「玉座の後ろにおいてあります、宝箱の中に保管しておりますよ」

玉座から立ち上がり背後にある2つある宝箱のうち右の宝箱を開けるガンガン。

宝箱の中からガンガンと赤兎馬の顔が見えるショットに変わる。

「これは・・・」

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