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リンリンランラン

モモのすけは受付の男の方を向き直し

「で、どうするよ」

「ちょちょ、ちょっと待ってろ。いいっ今、責任者呼んでっから」

「早くしろよ~って、この展開はどうせ次に強い奴が出てくんだろ」

「何でわかったんだ!5分ほどそこで待ってろ!今、強い奴呼んだから」

ピッポ!(時計が進む音)5分経過。

「どうしたアル」

「ゴーレムが倒されたって本当アルか?」

門の外側から女性の声が聞こえてきた。そして門をくぐって入ってきたのは

入場ゲートで戦士の首の骨を折って瞬殺したピンクと

戦士の死体を軽々と蹴り飛ばした赤の二人組みであった。

受付の男が手の甲を擦りながら二人組みの女性に近づいていく・・・の追い越して

モモのすけがサササっと二人に近づく。

「君達のためなら死ねる!」

「じゃあ今死ぬアル」

ピンクの姿が一瞬ブレるというかテレビとか動画で時折ある

通信が切れて一瞬静止画になり再び再開するときの違和感?というか。

とにかく戦士の首を折った高速パンチが発動されたはず。

モモのすけの首の骨も折れるはずだったが、モモのすけは

「どわ~っ!この子も出会ってすぐに殺す系だぁ!」

と言いながらその場にしゃがみ込み両腕を顔の前でガードするような形を作り

ゴロゴロと転がり、その場から離れて行く。

ある程度の距離を転がりモモのすけが立ち上がろうとした時、

モモのすけの目の前には赤が立っていた。

「まずは一人アル」

右足で蹴りを繰り出す赤。

避けれないタイミングだったが軸足となっている左足のひざ裏を何かが突く。

ひざカックンして体勢を崩しその場で尻もちをつく赤。

モンモンが如意棒を使って赤のひざ裏を突いたのだ。

俺っち達の元に小走りに戻ってくるモモのすけ。

「モンモン、助かったぜ。しっかし危なかったぁ~。

ただ君達のためなら死ねるって言っただけなのに普通殺そうとするか?」

「まったく懲りない男だキー」

本当、懲りない人だな~モモのすけって。

その一言がキッカケでスペランカ洞窟では風神子と雷神子の姉妹喧嘩に発展し

全員死にそうな目に会ったってのに。

「だって・・・二人共色白で可愛いんだもーん」

「モモのすけ~お前ってやつはキー」

「最低だワン」

赤が起き上がるのを手伝うピンク。

「大丈夫アルかランラン」

「ありがとうアル、リンリン」

立ち上がりながら怒り顔の赤ことランランはモンモンを睨みつけ

「あの猿は私が相手してやるアル」

「弱いものイジメするのは嫌いキー」

「何だとぉぉぉぉ・・・」

「じゃあ、私はあの変な男の相手をするアル」

慌てるモモのすけ。両手の平を胸の前でバイバイのジェスチャーをしながら

「違うって、戦う相手は俺達じゃないって」

そう言いながらモモのすけはガンガンの後ろに隠れガンガンの両肩を手で押しながら

「先生、おねぎゃうしやっつ!」

リンリンとランランの前に押し出されるガンガン。

ピンクことリンリンが

「二対一は卑怯アルから私かランランのどちか一人が対戦してやるアル」

ガンガンはメイド服のゴスロリスカートを両手で少し持ち上げ

貴族ちっくに軽く会釈をし

「私一人で十分です」

リンリンとランランの顔が怒りに満ちる。

リ「何だとぉぉぉぉ・・・」ラ「何だとぉぉぉぉ・・・」

   ●

公園のベンチの上。一人の男が酔っ払って寝入っている。ヤンチャオである。

ニヤついている顔から何かいい夢でも見ているようである。

チャンリンシャンドリームダンジョンのスペシャルライブステージの上で

スポットライトを浴びているヤンチャオ。

後ろには100名を超える上半身裸の虎のマスクを装着したマッチョダンサー達。

観客席には若い女性が沢山詰め掛けている。

踊り、歌い、そして決めポーズ。

キャー、ヤンチャオ様~。ウィンクすると失神して倒れる女性ファン。

沢山の黄色い声援。ああ、やっぱり俺が超林寺で一番のモテ男だぜ。

よだれを垂らしお腹をボリボリとかいているヤンチャオに近づく

小学生くらいの二人の男の子。

手には黒い油性マジックペンを持っている。

「起きないかな?」

「大丈夫だって。この状態のヤンチャオは絶対起きないって」

   ●

「何だと・・・リンリンとランランの攻撃がかすりもしないだと・・・」

驚愕の表情で受付の部屋に駆け込こみ赤いボタンを押す男。

「どうした?」

「超緊急事態だ!ヤンチャオを呼んでくれ」

リンリンは驚いた表情で

「なんだこいつ・・・何者アル」

私のパンチがかすりもしないアル。

私のパンチは1秒で10発を放つ高速拳アル。

レンガくらいなら軽く粉砕する威力を持っているアル。

「なんだこいつ・・・何で倒れないアル」

私のキックは当たれば致命傷確実な一撃必殺の蹴りアル。

さっきから何発も当たっているのに何の手ごたえも感じられないアル。

暖簾のれんを蹴っているような感覚アル。

「リンリン!」

「何あるかランラン!」

「こうなったらアレをやるしかないアル」

「わかったアル。二人の合体技アルね」

二人はガンガンから距離を取る。リンリンはガンガンから見て右。

ランランはガンガンから見て左に。はぁーと気合を込める二人。

リンリンからはピンクのオーラが。ランランからは赤いオーラが。

そして二人は声を揃えて合体技の名前を叫ぶ。

「リンリンランラン双星陣そうせいじん!」

ソーセージじゃないから!そうせんじんだから!

はーい、はーい、問題にならないから、多分。

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