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ここは、天界で俺は死んでしまっているらしい。
目の前にいるのは神様とのことだ。
で、今度やる神々の祭典の、代表の一人に選ばれたということだ。
この祭典では、魔法ありの中世ヨーロッパぐらいの文明度の世界で、ポイント制のバトルをするらしい。
総合ポイントのランキングによって、叶えらる願いのどわいがかわるから、上位に食い込んでしまえば、元の世界でリッチなライフをやり直すもよし、そのまま異世界で暮らすもなよしって感じらしい。
「中世ヨーロッパとか、ファンタジー世界とか、神様の雰囲気にマッチしないですね。」
「そこはもう、私のような弱小神の意向などとおらんのですよ。わかるでしょ。なんでそういうこと聞いちゃうかな。
多分、向こうの世界でも、転生先で私のとこの代表でーす。とかいったら馬鹿にされるかもねやっぱり。そのへんは気をつけてね。」
弱小神様だけあって、わりとなに聞いちゃってもフランクにかえしてくれるようだ。
「取り敢えず参加でいい?参加するだけでもポイント入るし、次生まれてくるときには少しはプラスになるし、特にデメリットはないと思うんだけど。」
「やりましょうとも!」
このときの俺には、根拠のない自信があった。
前の人生失敗したのは運がなかっただけ、
次こそは勝ち組人生をあゆめるのだと。