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強い娘と弱い鶴

作者: 星宮星雅

お目汚しすいません

時は戦国時代!

ある村に住む1人の娘がある決意をした!

「お父さん。私戦国武将になる!戦国武将になってお父さんを貧乏から救うんだ!」

それから娘の修行の日々が始まりました。

腕立て、腹筋、背筋、素振り、走り込み。

とにかく鍛えに鍛え、いつしか娘は村の誰よりも圧倒的に強くなりました。

流行り病にかかったりもしましたが、娘は精神のパワーも強く鍛え上げていたので瞑想で治りました。

そして娘が大人(16歳)になった頃、とうとう娘は旅立ちました。

「お父さん。私は戦場に行きます!」

娘は村を出て山を越え、川を越え、二つ目の山に入った後、娘は鶴に出会いました。

鶴は銃に撃たれてしにかけていました。

「娘さんオイラを助けてくれよ。銃に撃たれてしまったんだ。」

「銃なんぞに何故撃たれる?避ければ撃たれまいに。」

「オイラには無理だよ。銃に撃たれないように避けるなんて」

「それはお前が弱いからだよ。来い私が強くしてやる。」

こうして娘は鶴を弟子にしました。

娘は弟子の鶴を鍛えながら戦場に行きました。

戦場には強い兵士がいっぱい居ましたが、誰も娘には勝てませんでした。

娘は兵士を千切って投げて、千切って投げて、千切って投げて。

たくさん活躍したのでお殿様からいっぱいお金を貰って無事に武将になりました。

武将になってからも娘は兵士を蹴散らし戦場で大活躍しました。

あるとき、お殿様から城を作るように言われました。

娘は困ってしまいました。

娘は力はあるけど城が作れなかったのです。

そこで娘の弟子の鶴は娘の代わりに立派な城を作りました。

またあるとき、お殿様は戦の作戦を娘に聞きました。

娘は困ってしまいました。

娘には力はあるけど知恵が無かったのです。

そこで娘の弟子の鶴は娘の代わりに作戦を立てました。

またまたあるとき、お殿様は戦場を任せました。

娘は困ってしまいました。

娘は力はあるけど1人だったのです。

そこで娘の弟子の鶴は娘の代わりに兵隊を集めました。

そんな鶴を見て娘は言いました。

「お前はいつも私を助けてくれる。何か礼をしなきゃいけない。何がいい?」

鶴は言いました。

「オイラは娘さんをお嫁にしたい」

娘は顔を真っ赤にして鶴に口付けしました。

「お前は弱いけどすごいな。遂に私にまで勝ってしまった。」

それは娘が弟子の鶴にあげた最初で最高の贈り物でした。

おしまい

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― 新着の感想 ―
[一言] わわわ、さくさく楽しく読ませていただきましたー。 お似合いの2人ですね!
2023/04/27 22:08 退会済み
管理
[一言] 最初に鶴を動物だと思い、異類婚姻譚だと思い込んで読み進めておりました。ちなみに思い込みはいかんぞと反省し、しばらく間をあけて何度か読み直したのですが、やはり私の中で鶴=鳥でした。ああ、「鶴の…
[一言] 鶴の恩返しの童話があるせいか、鶴はてっきり鳥だとばかり……。 鶴は知能派だったのですね。 個人戦闘力最強の武将と頭の切れる軍師のカップル、敵なしですね!
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