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Turquoise Attacker  作者: 池田修
宿生活編
9/17

執事2人組

「なにか、起きたみたいだね」


「きっと何かの間違いよ」


そして、警報は10秒間鳴り響いて止まった。


「ほらね、きっと誤作動が起きたのよ」


すると突如、複数の爆発音が僕たちの耳を刺した。


「そうでもないみたいね」


「なんか、私もそんな気がしてきた」


意外と、焦ってない2人に驚いていると、こちらに向けて強力な魔法が打たれ、そして僕は、防御魔法である、バリアを展開し、相手に向かって魔法を跳ね返した。


すると向こうで、「ぐはぁ!」と苦痛の叫びが聞こえたが、それには一切耳を貸さずに、僕はすぐに2人に心配の声をかけた。


「大丈夫だった?」


そう声をかけると、エリサはいいものを見たような顔になり、マリアはポカンとした顔でこちらを見ている。


「あの、どうかした?」


僕は疑問に思いながら聞いてみると、エリサは感心した様子でこちらを見ている。


「へぇ、女の子っぽい見た目だけど、男らしいのね」


「えっ、今のってまさか…」


エリサは、大人な雰囲気で、マリアは慌ててる様子だった。


こうして、一旦、状況は落ち着いた。


そして僕には違和感があった。


敵はもっと居たはずなのに、そのほとんどは倒されていたのだ。


<>


そのあと、この国の騎士団が駆けつけて、僕たちや、この場にいた人達から、事情聴取が行われた。


そして、この事情聴取から解放されると思いきや、僕だけ「残りなさい」と言われ、仕方なく、案内された部屋に残る事にした。


すると、執事服の男2人が部屋の中に入ってきて、早速、僕は残された理由を聞こうとすると、執事服の男2人は、僕に向かって「いやー助かったよ」と軽く礼を言った。


「あのー、あなた達、何者なんですか。宿から出た時からついてきてましたよね?」


そう言い返すと、執事達はキョトンとした顔になる。


「まさか、僕たちの隠密ですらバレていたとは…流石、もう1人の推薦枠…」


2人でヒソヒソとしばらく話していると、ようやく執事達は、語り始めた。


<>


どうやら、この人達はマリアとエリサの護衛的なものらしい。


と言うことは2人は貴族か何かなのだろう。


さっきのトラブルでは、敵が思ったより、多く、僕達の方に、半分敵が移動しちゃったらしい。


そのことで、礼を言いにきたらしい。


僕は「そんなことないですよ」と自分の立場を下げて、対応するのだった。


すると執事は「別にお嬢様方だけで、どうにかなったんですけどね〜」


と、場の空気を壊すのだった。


じゃあ、なんで礼にきたんだと、疑問に思ったが、考えるのをやめて、その場を去ったのだった。


そしてその帰り道、僕はウィンリーさんとの約束をを思い出し、走って宿に戻るのだった。






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