表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Turquoise Attacker  作者: 池田修
学園編
17/17

学生時代

あれから1時間経ち、僕は扉の前で止まっていた。


扉には、水色の鉱物が使われている。


おそらく、魔吸石の類だと思われる。


魔吸石は、魔力を吸収してその力を蓄える、または記憶する鉱物である。


魔力を吸収した魔吸石は、魔道具のコアなどに使われることが多い。


ちなみに、この魔吸石はとても貴重な鉱物で、この扉だけでものすごい価値になる。


この扉の場合、特定の人物の魔力に反応して開く仕組みなのだろう。


そして僕は、この扉の向こう側に何があるのかすごく気になり始めた。


「どうやって開けようかなぁ…」


僕は、とりあえず扉に触れてみた。


すると、ゴゴゴと音を立てて扉が開いてしまった。


「えっ、何で?」


僕は一瞬戸惑ったが、好奇心を抑えきれず中へ入って行くのだった。


<>


その頃、学長室では…


「さぁ、馬車馬のようにこの魔道具たちを片付けてください」


「あのぉ、ちょっと休憩させてくれないかなぁ。なんて」


「ダメです」


「…はい」


まったく、この方はいつも可愛げのないことばっか。


それに比べてあの子…


「可愛かったな〜」


「えっ、なんか言った?」


「いえ、なんでも。そんなことよりなんで、この部屋は魔道具がこんなに散らかっているんですか!」


「いいじゃないか〜学生の時の思い出ぐらい持っておいて」


「学生の頃の思い出?」


「そうだよ、私だって学生だったんだから、思い出ぐらいあるよ!」


「それが…このガラクタですか?」


「ガラクタって言うな!これは私が創設したギルドで作った作品だぞ!!」


「そのギルドは確か、存在事態無いって噂がありましたよね」


「まぁ、とっておきの場所に本部を隠しているし、あんな大きな建物なんかよりロマンがあるだろう」


「へぇ〜」


私はこの話題に興味を持ってしまい、まんまと掃除の話題をそらされたのだった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ