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師匠と仲の良い人は…
「あのメイドには関わらないようにしよう…」
僕は、あのメイドに対して、恐怖の感情を抱くのだった。
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そして僕は、寮にまっすぐ向かう前に、エリサとマリアを見つけるために、校内を散策し始める。
すると、しばらく歩いたところで、初めて人影を発見した。
「誰だろう…っ!」
そこにいたのは、さっき鍵を渡してくれたメイドだった。
どうやら、校内の清掃中らしい。
そして僕は平常心でそのメイドを避けるように、通路を進んだ。
すると、そのメイドが冷たい表情で目を合わせてきた。
「あなた、随分とメアリー様と仲が良さそうだけど…って、どこ行くの!!」
僕は、そのメイドに話しかけられた瞬間、ダッシュでその場から離れた。
ちなみに、ダッシュで逃げた理由は、師匠と仲のいい人は、とにかくヤバイ人だからである。