表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Turquoise Attacker  作者: 池田修
学園編
13/17

ギャップ

「いよいよね…」


「そうね…」


さっきまで明るかったなぜか2人の空気が緊張し始めた。


「どうしたの?」


僕が聞いてみると、さらに2人の空気は緊迫し始めたような気がした。


「なんで、そんな平然としていられるの!?」


「世界初の反射魔法を生み出し、それで世界を圧倒した、大魔導士メアリー様なんだよ!?」


「へ、へぇ〜」


僕は苦笑いしながら返事をし、いつまでたっても2人が、ノックしないので、僕は躊躇いもせずに、扉をノックした。


「えっ!?」


「ちょ、ちょっと、まだ心の準備が…」


「大丈夫だよ、あの人、対して怖くないし、むしろ…」


僕がこの場ををなごませると、耳のいいエリサが、「え、むしろ何?」と聞いてきたので、「なんでもない」と言って、誤魔化すのだった。


「それじゃあ、開けるよ」


そう言うと、僕は、ゆっくり扉を開けた。


<>


「やぁ、よくきてくれたね」


そこには、座っていても、スタイルの良さが分かる1人の女性がいた。


美しい顔立ちと、美しい銀髪でその髪と同じくらい肌の白さが目立ち、可愛いとと言うより、美しいと思わせるような雰囲気を醸し出していた。


「私達も会えて光栄です」


僕は一瞬、かしこまったエリサの様子を見て、少し驚いたが、すぐに切り替えて、この場の雰囲気に合うように、師匠に聞いてみた。


「それで、なぜ私達をここに読んだのでしょうか?」


すると師匠は、場を和ませるように「そんなかしこまらなくていいぞ」と美しい笑顔で言って、自ら紅茶と茶菓子を用意した。


エリサとマリアは少し戸惑いながらも、お言葉に甘えてさせてもらった。


「早速本題だが、推薦入学の事はあまり言いふらさないでほしい」


そう師匠が言うと、僕たちは、トラブルを避けるための対策だと解釈した。


「わかりました」


マリアが代表して、謙虚に返事をした。


「まぁ、色々と悩むこともあると思うが、この学園で共に学んでいこう」


そのあと、エリサとマリアは少し、緊張が解けたみたいで、雑談を楽しみいつのまにか2時間が経過していた。


「では、そろそろ、寮の鍵を渡しておこう」


そう言って師匠は、エリサとマリアに鍵を渡し、なぜか僕だけ鍵をもらえなかった。


「では、失礼します」


僕たちがそう言って、部屋を立ち去ろうとした時、突然師匠が「エリン、君は残りなさい」と言われるのだった。


そしてエリサとマリアは僕のことを気にしながらも、この部屋を立ち去った。


「あぁ、会いたかったよ〜エリン!!」


そう言って師匠は僕に抱きついてくるのだった。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ