それっぽい扉
「え〜と、よく理解できないんですが…」
僕は予想外の返しに戸惑った。
「あ、言い忘れてたけど、私達も推薦枠の入学なの」
「………えぇ!!」
衝撃の事実に、僕は、ありきたりなリアクションしかできなかった。
「つまり、僕が変に気を使っていただけじゃないですか!知っていたんなら、僕にも教えてくれればよかったのに!」
「いやーだって、学長に口止めされてたし」
「いや、僕にはそんな事、1ミリも言われてないですよ!」
やはり、あの学長は、抜けているところは、とことん抜けているのだと、僕はさらに理解を深めるのだった。
そして、先程の衝撃の告白を聞いた後、僕はまあいいかと受け入れるのだった。
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そのあと僕たちは、学園の事だったり、寮生活のことを語り合うのだった。
そして僕たちは、学園の門まで、たどり着き、門番らしき人に男である僕が率先して話しかけた。
「あのぉ…」
「ん、どうした?ここは試験会場とは違うぞ!」
そう言われると、僕は審査官に見せた、封筒を見せ、門番は驚きながら、僕たちを中に入れてくれた。
少し立場が偉そうな人に案内してもらい、僕たちは、いかにもそれっぽい扉の前で、案内は終わった。