いきなりトラブル
「次の方〜」審査官が目的などを聞くと、先頭の人が都市エリーズの中へ入って行った。
僕の番になると、同じような呼び方で呼ばれ、門の内側に小窓の前に立った。
「うわぁ この青髪の子かわいいな」審査官が鼻を伸ばしているのがわかり、僕は「あの…早くしてくれませんか」
と注意した。
審査官は慌てて仕事を再開し、「エリーズへ来た目的はなんですか?」と何事も無かったように質問した。
「この都市にあるエリーズ魔法学校に入学しに来ました。」
「へぇ そうなんですね…え!!」一瞬受け入れたがすぐに驚いた。
10年ぐらいこの場所で審査官をしてきたが、そう言う人はあり得ないぐらい豪勢な馬車に乗ってこの審査などすっ飛ばして中へ入っていく。
それにそんなお偉いさんが入学試験を受けても、ほとんどが失敗に終わってしまうらしい。
それなのにこんな可憐な少女が入学試験を受けるだなんて無謀すぎる。
それに確認審査官として確認しなければならないことがある。
「それで…その入学試験を受けるためには、膨大にお金が必要なんだけど…知ってるかな?」
そう、この学園の試験を受けるためには、とてつもなくお金がかかるのである。
それにこの都市では、滞在日などもあり、それを2日間払えないとすぐに奴隷にさせられてしまうなど厳しいルールがある。
それにこの子、親も付いていないし、こんな可憐な少女1人では到底払えないだろう。
これは審査官として早急に断った方が良いな。
「お金ならそれなりにありますけれど…」
僕がそう言うと審査官が、「残念ながら君を入れる事は出来ない。」と少し強めに言った。
「ど、どうしてですか?」僕は少し戸惑いながら訪ねた。
「とにかく、ダメなものはダメ」
断られた続けて5分ぐらい経つと、僕はあることを思い出しそして僕は1つの封筒を取り出した審査官の前のカウンターに置いた。
「なんだ?これは」審査官が訪ねてきた。
「トラブルに巻き込まれた時、これを見せなさいと言われまして」
疑問に思いながら封筒を開けると審査官はしばらく固まってしまうのであった。