表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

はなさかじじい あなざー

 昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでおりました。二人は、ポチという名の真っ白な犬を飼っていました。

 ある日のこと。おじいさんが畑仕事をしていると、ポチが畑の片隅でやたらと鳴いています。

「おとなしいポチがこんなに鳴くなんて珍しいことだ」

 おじいさんが不思議に思ってポチのところへ行くと、ポチは地面を掘る仕草をしていました。

「どうしたポチ。ここを掘って欲しいのか」

 おじいさんがポチの示すところを掘ると、なんと小判がザクザクと出てきたのでした。


 おじいさんが小判を抱えて帰るとおばあさんは、おじいさんを問い詰めました。

「おじいさん、この小判はどうしたのかしら。悪いことはしていませんよね」

 けれどもおじいさんは、ニコニコと笑うばかりで答えようとしません。心配で事情を聞かせて欲しいのに、そんなおばあさんの気持ちを分かってくれないおじいさんに、おばあさんも腹を立ててつい大声で言ってしまいました。

「話さんか、じじぃ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ