表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/98

16グランピングでお泊まり(11)

 カナコは日吉と再会したことや、すっかり忘れていた昔の約束事を持ちかけられたことを淡々と話す。今朝のメッセージについては既読すらつけていないので話題には出さなかった。


「……なるほどね。それで、カナコはどう思ったの?」


「私はそんな約束すら覚えてなかったし、もちろんその場で断ったよ。私には彼氏がいて、今はとーっても幸せだからって伝えたし」


 バカにしたような日吉の顔を思い出すだけで腹が立ってくる。


「その人、何歳?」


「私と同期で同じ歳。私は早生まれだから、彼は三十一歳になってるかもね。誕生日がいつかは知らないけど」


「知らないの?」


「うん、知らない。私、凪沙以外の男性に興味ないもん」


「そっか」


 緊張していた凪沙の顔が、カナコの言葉を聞いて安心した表情に変わる。


「同じ会社だけど、仕事以外では関わらないようにするから大丈夫」


「わかった。話してくれてありがとう」


 わだかまりなく伝えられたことに、カナコもホッとした。


 食事を終えた後はコンテナに戻り、時間ギリギリまでベッドの上でじゃれあい、過ごす。


 忘れられない思い出を胸に、景色の良い場所などへ寄り道をしながら、帰路に着いたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ