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記009 天降華麗(あまくだりかれい)
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ついにオノゴロ島が完成した。
水平線からながめた島は――角がピンとたった生クリームのようなシルエットをしている。
天降るときがきた。
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かっこよく天降りしたい那美。
目をとじ、あこがれの表情で思い浮かべる。理想の天降りを。
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片ひざを地につけるような姿勢で着地……
プリマのように可憐なふんわりとした着地……
那美「よおし――」
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那美「伊邪那美スピンキィーック!」
島をつきぬけ、海中深くささる。
那岐「どーして、そーなるんですか!」
顔色まっ青の那岐。