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記004 浮橋効果(うきはしこうか)

□□□■1■□□□

 ()()()()が見下ろしている。

 (あめ)(天上界)のはしっこに腹ばいになり、あたまを突き出して。


那岐「なにも見えませんね」

那美「たっかーい!」


 そばには(あめ)(うき)(はし)があった。



□□□■2■□□□

那岐「ちょっと降りてみます」


 (あめ)から(つち)(地上界)へと垂直に伸びた天の浮橋――なが~いハシゴを降りてゆく。


那美「ナギく~ん♡」



□□□■3■□□□

 那岐が「はい?」と見上げる。

 目に飛びこんできたのは――。


♪(バアーン!)

 ハシゴを降りる那美の、おしりドアップ!

 セクシーな下着が丸見えだ。


那岐「!」


 うろたえる那岐。


□□□■4■□□□

 那美が小悪魔スマイルできいた。


那美「見た~?」

那岐「見てませんっ!」


 ギュッと目をつむり、顔をそむけて全力否定する那岐。


那美「紫にすればよかった……」

那岐「紫ですよね?」


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