那美×那岐♡シアター～神世のちょいエロ恋コメディ

記003 那美衣裳（なみいしょう）

□□□■１■□□□

那美「あたしの装(よそお)いを紹介するよー！」

　ペコちゃんスマイルに、あごの下ピースをそえた那(な)美(み)が、ぱちっとウインクする。

　瞳はカラコンで染まり、ピースした小指にはリングがはまっていた。もちろん爪にはジェルネイル。

□□□■２■□□□

那美「あたしも最初は、ナギくんみたいな服だったんだけど――」

　那美の全身、立ち姿。

　上下のわかれていない――いわゆる着物で、モデルのようにポーズをきめた。

　那(な)岐(ぎ)はとなりで棒立ちしている。

□□□■３■□□□

那美「うで動かしにくーい！　歩きづらーい！」

　イヤイヤと両目をつむり、口をへの字にした那美が、手足をバタバタさせる。

　那岐は首だけ向けて那美をみた。

那美「アレンジしちゃうよね」

□□□■４■□□□

♪（バアーン）

　うでだし！

♪（バアーン）

　ヘソだし！

♪（バアーン）

　ももだし！

　袖は半袖に。着物は上下セパレートにして着丈をつめ、スカートは尻下一〇センチ。

♪（ジャーン！）

　那美はどこからみても立派な制服ギャルだった。

那岐「ギャルの元祖ですね！」

那美「まあね……」

　と那美は照れた。