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詩全集3

賢者タイム

作者: 那須茄子

自傷に浸る

それで自罰を与えた気になる

自慰的で傲慢

私は、私が大嫌い

でも私は、私を一番愛している気がする


どうしたら好きになれる

ことごとく理想から遠ざかる自分を

諦めたらなにかと理由付けて

振り切るように見栄を張るばかり


妙に高い自尊を心に置いているから

頼り方を知らないまま

歳という数字だけデカくなる


それさえも一連の自卑下劇でしかない演出

次から次へを考えてしまう


嘘、嘘、嘘


私は、私が大嫌い

でも私は、私を一番愛している節がある


自傷に惚れて

それで自罰を演じる

自慰的で傲慢


私は私は気持ちよく感じていたいだけ

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