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テンプレ勇者の一目惚れラブロード 〜勇者がヒロインと結婚するまで〜  作者: しぇいく
第二章 アオイさん!好き!

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モンスターコロシアム参戦

 スラッシュゴルドラを解体し、ギルドへ送った後、俺たちは拠点へ戻っていた。


 「さて、仲間になったのは良いが……」


 「きゅ?」


 「問題が山積みだ」


 「どうしたんです?」


 「いや、魔物をそのまま街に連れ帰って良いわけないだろ」


 「あ……」


 アカネが固まる。


 「魔物の街区持ち込み禁止条項、危険度B以上個体の管理規定、生息域外移送制限。それに事故責任条項と保証金制度――まぁ要するに、色々やばい」


 「…………」


 「秘密裏に戻れれば、家畜申請とか何とかなる可能性はある」


 「外から回り込むのはどうです?」


 「それも考えたが……結界が通してくれないだろうな」


 【結界】


 この世界では定番中の定番の魔法だ。

 国も街も村も、すべての生命線といっていい絶対防御壁。


 構造は解析不能。

 調べても見ても意味不明。


 俺でも作れない。


 そんな最強の魔法が、未登録の魔物を素通りさせるはずがない。


 「きゅぅ……」


 あーたんが悲しそうに耳を伏せる。


 「どうにか……どうにか出来ないんですかね?」


 「そうだな……」


 腕を組む。


 そもそも、こういう問題はラノベやアニメではだいたい省略される。

 なぜか周囲は受け入れる。

 空気で通る。


 だが、ここは現実だ。


 ……うーむ。


 うーーーーむ。


 ――あ。


 「あったぞ。抜け道」


 「え?」


 「きゅ?」


 世の中、うまく出来ている。


 このために“あのイベント”があるのかもしれない。



 「俺たちは――“モンスターコロシアム”に出場する」


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