それまで何をしようか
「ねぇリュウトっ」
「ん?なんだー?」
古いボロ屋のソファとベッドでそれぞれ横たわる俺とみや。
「ひまっ」
「そうだな」
あれから数日。
俺達は全く家から出ていなかった。
と、言うのも……
「その奴隷オークションの日まで何もないからな、アニメだとカットされてるだろ」
奴隷オークション。
テンプレート中のテンプレート案件を見事に、みやが取ってきてくれた。
だが、開催の日までやる事がないのだ。
「あにめっ?」
「この世界は元のいた俺の世界に似てるところが多いからいずれこの世界にもでてくるさ」
「そーぅー?」
「そ」
「……」
「……」
「りゅうとっ」
「ん?」
「ひまっ」
「そうだな」
「えっちしよっ」
「断る、俺の童貞はアオイさんに貰ってもらう」
「んー……ひまっ」
冒険者だから狩りに行けと言う者もいると思うが、ダイヤモンド冒険者まで来ると一つの狩りで3ヶ月は生きれるくらいは報酬が貰える。
なのでワザワザ危険な事をする必要もないのだ。
そして、俺はアオイさんの事以外興味ない。
それが元の世界でも新しい世界でも同じだ。
「……」
「……」
「……ねぇ、りゅうとっ」
「ん?」
「りゅうとってアオイの事がすきでしょっ?」
「アオイ“さん”な、この上ないほど好きだ」
「今まで好きになった人とかいないんでしょっ?」
「あぁ、これが初恋だ」
「つまり、デートしたことないってことでしょっ?」
「…………確かに」
「練習台になったげるっ♡」
「良いだろう、その提案に乗った」
こうして、暇つぶしデートが始まった。




