へぬるへぬるそ様
■『へぬるへぬるそ様』N9505HQ
へぬるへぬるそ様、良い響きですよね。6月1日、つまり私の祖国のエイプリルフールに投稿した作品である。
へぬるへぬるそ様とは別名山の神と呼ばれる三つ首の怪物で、人を笑わせることを生きる楽しみとしている。暴食の怪異でもあり、腹が減ったら所構わずなんでも食べてしまう。
名前の由来は「屁を塗る」から来ている。面白い→黄色→屁→屁塗る、である。
私は以前自分が書いた作品の続きを誰かに書いてもらう、というリレー小説を書いたことがるのだが、なんと、それの2話に「屁を塗る」という言葉が出てきた。
へぬるへぬるそ様から思い付いたのか自分で思い付いたのかは分からないが、自分と考えが近いのではないかと思った。本人も私の世界観に近づけようとしていたと言っていたし。
もしへぬるへぬるそ様を見て思い付いたのでないのならば、私のイメージが屁ということになる。それはとても悲しいことである。
それでは感想と解説に移っていこう!
「Shit! Mania wanna cutter car!」(訳:クソ! 間に合わなかったか!)
というセリフから始まる。これは怪異の調査隊である男のセリフだ。なに人なのかは分からないが、おそらく日本語を英語っぽい発音で話すだけの日本人だろう。
荒らされた山の惨状を見ていると、男の背後から音がする。
「Mr.島田,Murder year gotta no car!」(訳:しまった、まだ居やがったのか!)
Mr.島田でしまったと読ませるのはさすがに無理があるのでは、とも思ったが、本人が楽しそうに書いていたのでそこはご愛嬌。
『臭くて可愛い子ってほとんど見ないよね』
『確かに』
『基本居ないね』
へぬるへぬるそ様は基本的に1つの首が喋ると残りの2つも喋るので、いつもセリフが3個連続で出てくる。臭くて可愛い子、確かにあんまりいない気がする。可愛い子はいい匂いのイメージある。
その後調査隊の男はへぬるへぬるそ様に食べられてしまうのだが、食べ終わったあとのへぬるへぬるそ様がやたら可愛い。
『(・∀・)ウマシ!』
『(・∀・)オスシ!』
『(・∀・)メザシ!』
うん、可愛い。
場面変わって不幸そうな男のセリフ。
「過去は過去だと割り切れる人間が羨ましい。彼の記憶はいつでも鮮明に蘇る。終わってなどいない⋯⋯過去は、過去ではないのだ」
なんかかっこいいこと言ってる感があったので、竹下ウンコマンという主人公の名前でバランスを取らせてもらった。
私のホラーは基本的に2種類に分かれていて、1つが真面目ホラー、もう1つがふざけホラーである。今作品はふざけホラーのつもりで書いていたので、常にアホそうな雰囲気が漂っていなければならなかった。だからウンコマンなのだ。
ふむ、過去に6年間いじめを受けていたと。6年といえば小学校が思い浮かぶがそうとは限らないだろう。中高の可能性もあるし、たまたまかもしれない。
ジャイアンみたいなのが登場した。なに、シッコマンだと? お前、ウンコマンの兄弟みたいな名前だな。筍上という苗字もすごい。
千本ノックで1個でも取りこぼしたらタダじゃおかない。まるでジャイアンだ。
16年前、ということは45歳か。大人になってもいじめする奴っているんだな。恥ずかし。
え、ウンコマンの奥さんの名前ウンコシッコマンなの!? ウンコマンとシッコマンの子どもにしかつけちゃダメな名前だろ! それがウンコマンの妻だなんて⋯⋯恥を知れ!
ただ、これ名前を無視するとけっこう重い内容なんだよなぁ。よかった、名前でバランス取っておいて。
四肢を食いちぎられた状態で山で死んでいたシッコマン。満面の笑みだったという。病院でみんなに看取られてってことだったらまあ分かるけど、山で手足ちぎられて笑ってるなんてすごいよな。尊敬するわ。
そんな中ウンコシッコマンは自室でへぬるへぬるそ様を呼ぶ儀式をしていた。ウンコシッコマンはへぬるへぬるそ様のことをよく知らず、ただの笑いの神様だと思っていたのだろう。
すると、会社に向かっていたウンコマンが元気になり、会社にズル休みの電話をする。電話で「ズル休みします!」と伝えているので当然上司はブチ切れているが、ウンコマンはそんなことはお構いなしに電話を切ってしまう。
逆立ちして指をうねうね動かして山を登るウンコマン。この移動方法は私の別作品に登場する「ミョーン=ミョナー」と同じである。
感想を書くのに飽きてしまったのでここで終わりとさせていただく。続きは自分で読んでみてほしい。サヨナラ。
なんか急にめんどくさくなることってありますよね。




