六、マスコット
手作りのマスコットを贈ったものの捨てられてしまった少女。それを拾って持ち帰ると、不思議な声が聞こえた。マスコットだというその声に従って目を閉じていると彼女の前からマスコットが消え……というお話。
この話の本当に怖いポイントは主人公とマスコットを贈った相手の男子生徒の関係性が明示されていない点なんですよね。
両想いで付き合っていた相手なのか、片思いだったのか、ストーカーのような状態になって避けられていたのか。
ストーカー状態だったのであればプレゼントを捨てられたとしてもなんらおかしくない状況で。
そして、持ち帰った後に話しかけてきたマスコットに宿っていたのは何だったでしょう。
偶然憑りついた浮遊霊的なモノなのか、主人公の思いに応えるように宿った精霊なのか。
あるいは主人公が男子生徒に対して抱いていた気持ちがある種の呪詛のようになってしまったモノなのか。
マスコットが消えたあとの展開から考えるに最後のパターンが有力なのではないかなと思うのですが……。
思いのこもったプレゼント。
思いが強ければ強いほどそこに何かが宿る可能性も高くなるのかな? なんて。
手作りのプレゼントは作る時ももらう時も注意しなけれないけないかもしれないですね。




