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三、ゴポゴポ
あまり共感を得られないのですが、これはかなり気に入っている短編です。
高校の文芸部誌に掲載した時に、「婆が来る」を抑えて一番手に置いたくらいお気に入り。下手なりに挿絵も書きました。
イメージとしては巨大なヘドロスライムみたいな。
……あんまり可愛くないって?
ぷにぷにボディにまん丸おめめですよ!?
おめめちょっぴり光るけど。
ネコと同じですよ!(違う)
ヘドロちゃんも前回の「どうも」のサラリーマンと同じで無害な怪異です。
怪異というか、神様のなれの果てなのかもしれない。
どこからともなくやってきて、どこへ行くかもわからない。自由気ままなイメージですね。
いずれにせよ無害な存在です。
基本的には。
本人(……人?)には自覚がないですが、通った後に残るヘドロが地面に染み込んだりして水道管に影響を及ぼしちゃったりするんですけどね!
ヘドロちゃんには我々人間のことなんて我関せずで、ご機嫌でお散歩をしていてほしいなぁと思ってしまうのです。