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三、ロングヘアー

 美しい髪が自慢の女性が、髪を褒めてくれた恋人に髪を燃やされてしまう話。


 容姿にコンプレックスを抱いていた女性の中で、褒められた自分の髪への執着と依存心が膨れ上がってしまい四六時中髪の手入れに専念し、髪に良いと聞けばなんでも試す。

 一方で髪を褒めた男性としてはそんなに深く考えてした発言ではなかったようで、鏡の前で髪の手入れをし続ける彼女を鬱陶しく感じるようになっていきます。


 そんな時に起こってしまったのが本編での事件。

 ある種、お互いの認識のズレが生んでしまった悲劇ですね。


 普通であれば髪についてしまった火も簡単に消し止められるんでしょうけれど、彼女の場合は毎日丹念にオイルを染み込ませてよく燃える状態に仕上がっていたようで。

 ただただ呆然としながら消し炭になって崩れ落ちていく己の髪を見ていることしかできません。


 彼女がパニックに陥っている間に男性は逃亡。

 彼は彼で日がな一日髪の手入れに明け暮れている彼女の状況を見て精神的に追い詰められていたのかもしれません。

 とはいえ彼がしたことは許されるものではないですがね。


 皆さんにこれだけは譲れないというものはありますか?

 執着するあまり彼女のようになってしまわないよう、気を付けてくださいね……?

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