七、月の花
中国に出張に行っていた夫が土産として持ち帰った「月精花」。花が咲くのを楽しみに育てていると、ある晩鉢を置いているリビングに不思議な人影があるのを発見して――というお話。
なんか中国ってそういうの本当にありそうな気がするんですよね。
中国の古い話とかの中にも不思議な話が多いし。
男女の妖精がいちゃついていたのは雄花と雌花のイメージです。
こういう話になったのはお題をくださった方の作品のイメージがあったからでしょう。
お題をくださった方は綺麗な文章を書かれてる方で、繊細で、神秘的な作品の印象が強くありました。
その方の作品を彷彿とさせるような「月の花」というお題。
もうこれしかないでしょう! というくらいすんなりとできた話でしたね。
神秘的かつ耽美な雰囲気の話は私も好きで、もっとじっくり書きたいような、でもあまり書きすぎては雰囲気を損ねてしまうような気がして。
いつかこの話に合うようなもっと綺麗な文章が書けるようになったら、一つの短編としてきちんとした形に仕上げたいなと思う話です。




