五、夢
夢に出てきた白髪の不思議な少女。目が覚めた主人公は「あなたに忘れられる夢を見た」と泣きついてきた少女が昔飼っていたウサギだったことに気付く、というお話。
私の小説では何かと出てくる「見捨てられる夢」。
置いていかないで、と手を伸ばすけれど届かない。
手癖なんですよね。
私自身は見捨てられる夢はあまり見ないんですが、私にとっての「怖いもの」の中に見捨てられることが入っているから無意識のうちにそういうシーンを書いてしまうのかなぁと思います。
また、よく聞かれるのが死んだら終わりではなくて、みんなの記憶から消えてしまったその時こそが本当の「終わり」であるということ。
ペットとして飼われていた生き物にとって世界に存在しているのは飼い主と自分だけでしょう。
そんな飼い主に忘れられてしまえば本当に終わり。
飼い主からすればペットロスの辛さを忘れようと努力した結果なのかもしれないですが……。
だからこそ夢に出てきて私を忘れないで! と訴えてきたのかもしれません。




