二十七、手向ける少女
花束を持った謎の少女とその子に出会った直後に事故に遭って死んでしまう青年。
彼の死の間際、少女は「……お兄ちゃん、捕まえた」と意味深な発言をします。
怪しげな雰囲気満載のこのお話は旧版「怪奇短編集 ―Mysterious Worlds―」の前期(50話)のラストとなった短編です。
これを投稿すると同時に完結扱いにして、約二年間書くことをやめることになるのですが……――。
この「花を手向ける」という行為は、目標としていた100話での完結を果たせなかった「怪奇短編集 ―Mysterious Worlds―」へ私なりにできる最大の誠意でした。
だからこそラストのセリフが「……あーあ、また死んじゃった」になっているのです。
というか、冷静に考えて途中で死なせ(エタらせ)てしまった話っていくつあるんだろう。多すぎて申し訳なくなりますね。
私なりの贖罪である花を手向ける行為をどうやって「怪奇短編集」らしい形に落とし込むか。
考えた結果、魔の交差点には実はこういう子がいたんだよ、というようなストーリーになりました。
無事に完結できたので今回の「完全版」ではセリフが「捕まえた」になっているのですよ!
それにしても、あの女の子は一体何者なんでしょうね。
死神的な存在なのかしら?
次回からは「動植物ノ怪」の章となります。どうぞお楽しみに!




