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十九、雨雲の声
WEB版から差し替えになったお話ですね。
元々は、怪しい空模様の中、待ちぼうけしていた女性がようやく待ち人の姿を見つけて駆け出すも雷に打たれて絶命するという数奇な運命のお話でした。
こういう数奇な運命系のお話って何個かあったんですよね。
「人ノ怪」の章に入ったものが多かった……はず。
ところが、担当さんとの打ち合わせで「わかりにくい」と一刀両断。
加筆して魅せ方を変えるより新しい話を考える方が上手くいくかも、ということで差し替えと決まりました。
わりと簡単に「差し替えて!」って言われたけど、書き下ろしもやるって決めていたのでネタが被らないようにするのが大変でした(笑)
子供の頃って天気占いみたいな感じで「あーした天気なーあれ」って言いながら無意味に靴を飛ばして遊びませんでしたか?
あれで蹴飛ばした靴が「お代」として持ち去られてしまったら……という想像からできたお話です。
靴を蹴飛ばした本人からしてみれば特段意味もない掛け声のようなもののつもりが、本気の願いとして聞き入れられてしまうのですから余計なお世話ですね。




