日常ノ怪①
いきなりドドンと出てきました、章ごとの中表紙です。
こんな感じで章ごとに中表紙の画像を貼って全体の内容をざっくりお話しできたらなと思います。
「怪奇短編集」を電子書籍として再構築するにあたり、まず真っ先にやったのが百話の短編を大まかに分類し章分けする作業でした。
その際に分類しきれなかった「その他」を便宜上「日常ノ怪」としましたが全体の半分以上が「その他」になってしまったため「日常ノ怪」のみ前期 (2011年11月~2016年4月)と後期 (2018年6月~2019年4月)に分けています。
最初に書いてから10年以上経つんですねぇ。
そう考えると感慨深い。
中学生の頃だったかな。
「てのひら怪談」という書籍を見付けて読んだんですよ。
いろいろな人が書いた短い怪談がずらーっと並んでいる本で、しかもその中には一般の人が書いたものもあるらしいと知りました。
それがずーっと頭の片隅にあるまま、高校生になって文芸部へ入って。
最初に原稿用紙2枚の縛りで書こうと思ったのが2011年の冬だったんでしょうね。
その頃はまだインターネット環境もプリンターもなくて、公募に出せる環境ではありませんでした。
だから当時はとりあえず書くだけ書いて文芸部の部誌に載せておしまいでした。
高校を卒業するタイミングで、短大へ行ったらレポートを書いたりするのにパソコンを使うから……と理由をつけてノートパソコンを購入。
文章を書くのにもちょっと慣れてきて、ようやっと「てのひら怪談」の公募に出せるぞ! と思った年には肝心の賞がなくなっていました(笑)
その雪辱は昨年の「10文字ホラー」の方で果たせたからよかったですけれどもね。
公募が終了しているのを知ったタイミングで「怪奇短編集」をやめてしまってもよかったのですが、一応100話目指しますって宣言して始めた短編集だし……とずるずると連載を続けていました。
小説家になろうに掲載しているものを見ていただければわかるのですが、平気で半年間更新していなかったり、かと思ったらまとめて投稿していたりと更新期間がバラバラです。
そして、目標の半分である50話に到達した時に一度「完結」を宣言しました。
理由は想像していた以上に反響がなかったから。
今となってはめちゃくちゃ不定期な投稿だったのにしっかり感想ももらえてるじゃないか、と思うんですけどね。
そんな私がなぜ、2年もの空白の期間を越えて連載を再開したのかは「日常ノ怪②」の怪説にて。