表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/152

#11 Sクラス

エリート集団Sクラス!


さてさて、メンバーは?

一見体育館かと思ったけど、中は講堂よりだった。


でかい!ひろい!天井たっかぁ!あ、しかもドーム型だわ……コンサート仕様とか?


はぁーやっぱ貴族って金持ちだなぁ。

あんなとこに装飾……ステンドグラスだ… …ゲーム内とはいえ、作り込みが凄いな……。

もしかして、この講堂ってなんかのイベントの舞台になんのかね?


確かこの世界、ほわっとした魔法とかあるんだったよなー?それであんなとこに装飾とか出来んの?


あまりの華美で豪奢な中世時代の建物に思わず足が竦んだ。


「エリック、こっちだ」


ライオネルが案内してくれる。


一国の王子様に案内してもらえるなんて……あたし……ときめいちゃう……って!!

俺は乙女か!?

いや、でもさー、流石乙女ゲーだわ。

王子なんて鼻につくかと思ってたけど、エスコートがナチュラル過ぎて、思わずときめくわ。


ユリアちゃんが惹かれるのも……って!だから俺は乙女かってば!!


「あ、はい。行きます」

すごすごとライオネルについて行った。




ライオネルは講堂の舞台に近い一画の一際華やかな集団の所に近づいていく。


「……うっ……くっ……!」


ぐっ…………なんだコレ……。近づくにつれ凄い圧とオーラなんですけど。

眩しいなんてもんじゃない!!直視出来ない!


そこは、Sクラスのメンバーが集う場所だった!

オーラ半端なーい!後光が射してるぜ!


その中の一人がこちらを見て近寄ってきた。


「君がエリック君?噂通り、鮮烈な赤い髪だねぇ。僕とは直接話すの初めてだよね?同じSクラスのセリウス・ブルースペードだ。よろしく」

と、右手を差し出した。


一目でわかる!こいつも攻略対象だ!

くる、来るぞ!


『やぁ!僕はセリウス・ブルースペード。真っ青な髪とオレンジの瞳は僕の自慢さ。侯爵家の次男だけど、ライオネルとは幼馴染なんだ。僕は女の子が大好き。女の子は等しく可愛いからね!でも本当はたった一人の僕だけの愛する女性に出会いたいと思っているんだ。このセレブリティで見つけられるといいな。よろしくね!』


来たぁー!

そうか、ライオネルと幼馴染の侯爵家の次男か。って、またすんごいの来たな!チャラ男かよ!


見た目はクールな感じなんだけどな。


その深い海のような青い綺麗な髪と、蜂蜜みたいな甘いオレンジの瞳を見つめた。


セリウス君は女好き。

今までの彼女は数知れず。なのにけして恨まれないのは人徳かなー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ