ドラゴンボール雑感
どうもうめこんぶちゃである。
現在連載中の小説がもうちょっとで終わりそうなのでなんとなく一息つきたい気持ちになったので駄文をつらつら書き連ねてみた。
お手すきの方はどうかしばしお付き合い願いたい。
さてドラゴンボールの話である。
言わずと知れて名作だ。
作者など足元にも及ばない、この作品についてレビューを書けば作者の知名度も上がってつたない作者の作品も作品も皆さんに読んでもらえるかもしれない。
いいアイデアである。
ついでに作者の好感度も上げるために皆さんに笑顔の一つも振りまきたいが現状ではいくら笑ってもキーボードをたたきながらにやにやする変質者である。
好感度もくそもない。
いくら作者が善人でも周りに理解されることは難しい。
作者などは生まれてこのかた誤解されっぱなしである。
しかしそれはしょうがないたとえ地球を何度も救うような英雄でも誤解されることがあるのである。
例えば悟空のように、そう今日は「悟空実はくそ野郎問題である」
皆さん悟空とはどのような人だと思っているだろうか?
とにかく強い、無邪気で可愛い、いざって時頼りになる。
ドラゴンボールを見ながらわくわくしていた子供たちはそんな風に考えていたのではないだろうか?
しかし最近そうではない意見がちらほらネット上で見かけるようになった。
曰く、悟空って働かないニートらしいよ!なんか悟空って子供に冷たいよねピッコロとかベジータのほうが理想のパパよね(ハート)とかそんなことを言っている奴らがいるのである。
これに作者は異議を申し立てたい。
断固として抗議する。
まず第一に悟空って働かないよね問題である。
確かに働いていない!
そこは認めよう、作者は己の非を認める男である。
しかし逆に考えて欲しい、まともに働いているキャラが誰かいるだろうか?
最近では理想のパパに成り上がったベジータは働いていない。
まあブルマは金持ちだから働く無くてもいいのかもしれないがもしカプセルコーポレーションが倒産してブルマが無一文になったとしても多分働かないだろう。
Z戦士で一番の常識人の天津飯とチャオズも働いていない。
無駄な修行を繰り返すのみである。
さらにヤムチャは職業が盗賊である。
これはまともな仕事と言えるのだろうか?
まあ野球選手とかやってたみたいだがヤムチャの貧乏くささなどを考えると長続きはしなかったはずである。
まあブルマが倒産してもヤムチャなら盗賊業で食わせてくれるかもしれない。
さらにクリリンはドラゴンボール超で警官になってるっぽい描写があるがこれは後付けである。
クリリンはずっと亀仙人の亀ハウスに居候しているのだ。
働いていない。
なんとクリリンは18号と結婚して子供が生まれた後も亀ハウスに居候である。
ブウ編の天下一武道大会が開かれたとき、18号がやたらと金にがめつかったのもクリリンが甲斐性無しだったためじゃないだろうか?
そもそもあんな小さい家でどうやって子づくりしたのか?
亀仙人に夫婦のプロレスごっこを覗かれている可能性もある。
こう考えるとクリリンのダメ人間ぶりが際立つ。
ピッコロはどうだろうか?
こいつも働いていた形跡はない。
生まれてこの方ずっと所業三昧だったのだから当然である。
それだけではなくその後神様と融合を果たすのだがその後も働かないのである。
神様の知恵と能力を手に入れたのだから神様業くらいしてもよさそうなものだがやらないのである。
当然ドラゴンボールは使えなくなってしまう。
ではどうするか?
ここでピッコロはどうするのか?
なんと自分以外のナメック星人であるデンデに神様業をおしつけるのである。
可愛そうにまだ子供のはずのデンデは重い責任を背負わされてピッコロはプラプラと遊び惚けているのである!
これでご飯の理想のお父さんなんぞと言われているのはあまりに理不尽だ。
ご飯は可愛がってもデンデは可愛がれないのか?
是非皆さんにも考えを改めてもらいたい。
では悟空もダメ人間か?
本当にそうだろうか?よく考えてほしい。
悟空はチチと結婚してからご飯が小さい子供のうちにラディッツに殺されている。
その後ようやく生き返ったら怪我で寝たきりになり、治ったらナメック星に旅立って、その後ヤードラット星で修業に明け暮れ……というようにほとんど働ける状況になかったのである。
この間はチチは牛魔王の遺産を食いつぶしながら悟飯や悟天を育てていたらしい。
この件でも言いたいことがある。
では牛魔王はまじめに働いていただろうか?
牛魔王は元盗賊であるおそらくそれでためた金だろう。
今では牛魔王は盗賊をやめたからもう金が稼げないのである。
まるで悟空が甲斐性無しなせいで親の遺産を食いつぶされるかわいそうなチチみたいなことを言う人もいるがとんでもない。
下々のものから不法に取り上げた金なのである。
初戦はあぶく銭である、その金で子供たちを育てて何が悪いのだろうか?
いや悪いことかもしれないが作者が言いたいのはそう言うことではない。
次に言いたいのは悟空って冷たいよね論である。
これはどこから出た意見であろうか?
それはセルゲーム編での出来事である。
悟空は御飯の秘められた力を発揮させるためにセルにわざと御飯を追い詰めさせる。
その時悟空は笑顔でむしろ楽しそうにしている。
そこでピッコロが身を挺して悟飯を助けに行こうとする。
そこで悟空は冷たいけどピッコロは理想の父親と言われるのである。
しかしこれにも異議を申し立てたい。
ピッコロは本当に理想の父親だろうか?
「やられてもいい!俺はいくぞ!」とか言っちゃうのである。
一見勇ましいが一言いいたい。
やられてもいいはずあるか!倒せ!勝ちに行け!地球が滅ぶぞ!
ピッコロってこんな他力本願な奴だったか?
というかセルゲームではみんなやる気がない。
クリリンたちもナッパたちに勇ましく挑んだのがまるで嘘のようだ。
まあ役に立たないけだろうけど、一応言っとくか?みたいなノリなのだ。
みんななんとなく「俺たちは勝てないだろうけど悟空がどうにかするだろ!」的な雰囲気を出している。
悟空からしてみれば地球の命運を一身に背負って、セルを倒すにはこれしかないと言う最後の手段だったのである。
ここまで話してきたがどうだろうか?
本当に悟空はくず野郎だろうか?
そんなことはないと思う。
ではなぜそんな噂が立つのだろうか?
おそらく描写のたんぱくさだと思う。
セル編で悟空が悟飯に対して冷たい態度をとるときももっと悟空の心理描写を細かくすればよかったと思う。
心の中で苦しみながらも平静を装う描写をすればましだっただろう。
漫画版の描写は全体的にどこかシンプルでドライである。
アニメや映画では悟空が家族の為に魚を取ったり農業やったり、子供とキャンプやったりなど子煩悩なところが描かれている。
悟飯に修行をつけてやるシーンもたくさんあった気がする。
悟空がご飯を池的なところに叩き込んで、「どうしたご飯お前の力はそんなもんか。」
と叫ぶシーンが印象に残っている。
漫画にはなかったシーンだ。
悟空が優しいイメージを作ったのはアニメ力もっと言えば野沢雅子力が大きかったように思う。
まさかアニメで悟空がブルマが妊娠したベジータに向かって言ったセリフとか最低である。
まさかアニメでわざわざ悟空に最低発言させるとは思わなかった。
今後アニメには気を付けてもらいたいという話だ。