怒らず悩まず悲しまず
あーーーー…今日も平和だ。
教室の隅で寝たふりをし、たまにイアホンで音楽を聴く。
えっ?
俺がぼっちだって?
とんでもない
俺は俺なりに平穏な時間を過ごしている。
この世界はくつろいだもん勝ちだ
何故俺がそう考えるようになったか、それは入学したての5月ごろまで遡る
………
俺は動物が好きだ。
彼らは俺にこの上ない安らぎを与えてくれる。
俺のお気に入りはうさぎのピョン吉だった
まてまてまて、ネーミングセンスをディスるな、
何も決めたのは俺じゃない
クラスの花峰春香という女子だ
ピョン吉の面倒を見ているのは俺だったのに名前を勝手に決められた
そこまではまだいい
問題はその後だ
ピョン吉が何者かによって殺された
俺は悲しすぎて泣かなかった
いや泣けなかった
そんな時、
花峰さんは友達を多数連れ、友達と話していた俺のところにやってきた
「あなた私が名前決めた時嫌そうな顔していたでしょ」
「私あなたっぽい人が何度もピョン吉のこと刺してるの見ちゃったんだよね」
「えっ何のこと?僕はそんなこと知らないよ?見間違えじゃないかな」
「とぼけないでよ」
そのあとの数十分は同じことの繰り返しだ
俺はついに切れてしまった
「知らねーつってんだろ!そんなに言うなら証拠出せよ」
そう言いながら俺は飲んでいたペットボトルを投げつけた
花峰は泣き俺は先生に叱られた
言い訳さえさせてもらえなかった
その日から俺は悟った
もう何事にもかかわらないと
関わらなければ平和に暮らせると
………
今日も俺は無視…いや、存在を認識されていない
だが俺はそれを快適に思っている
誰にも邪魔されない
まあそんなことはどうでもいい
俺はただ…
俺は一人でくつろぎたい!
「書いてみるか」程度の気持ちで書いた物なのであまり真剣に読まなくていいです
アンチコメントは傷つくのでやめてください