色
私は空気。当たり障りのない行動と言動を心がけている。静かに目立たなく。嫌われたくない。でも仲良くなりたくもない。人間関係というのは黄色だ。ずっと見ていたら、目が疲れてしまう黄色。
私はこの答えのない問題を一生かけて証明していかなくてはいけない。私が歩んだ道という題名として。
青い海を見たいと思った。海は青い?私の中では青という言葉が合うのは晴れた空だけだ。空は当たり前にある。外に出れば視界に絶対入ってくる。でも、空が嫌いな人は世界中探してもいないのではないか。それはそれが綺麗な青色だから。
だから私は青色になり、みんなから嫌いと思われない青色になり、静かに死んでいく。そんな青色な人生でいたい。