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第二話

 普段は寝つきのいい音矢だが、頭痛に邪魔されてよく眠れない。


布団の中で音矢は思う。



(瀬野さんは、僕のことをお人よしの働き者だとみているはず。

 それはそうだ。僕は努力してそう見せかけているんだから)


(だって、僕みたいな貧乏人、自分自身の仕事を始める元手を持たない無産階級は

 それ以外の存在でいることを許されない)


(なんでかというと、有産階級の雇用者に頭を下げて雇ってもらう側なんだから。

 わがままを言ったり、怠けたりしたらすぐ首にされて路頭に迷う)


(この日本という社会の、金持ちが独占している真ん中からはじき出されて、

 それでもすみっこに居場所をつくりたいと望んだら、

 上にいる人の望む姿をとるしかない。

 それが、お人よしの働き者というかたちなんだ)



   ◆◆◆◆◆◆



 音矢は、中廊下の奥にある部屋の前に行った。

 ここは彼を雇っている研究者の書斎となっている。


 ノックすると、内側から扉は開けられた。

 部屋から出てきたのは小柄な人物。屋内なのに水兵帽をかぶっている。彼が音矢を雇っている研究者だ。瀬野は、彼のことを英才教育を受けて育った子供だと、音矢に説明している。


  研究者の名は翡翠ひすい。彼は生まれる前に神代細胞と呼ばれる特殊な細胞を植え付けられ、常人と異なる肉体を持っていた。

  水兵帽に隠されているのは、緑色の小さな角だ。


「音矢くん」

 不安そうな声をだすと、右手を音矢のほうに出しかけて、とめた。


「翡翠さん、どうしました?」

「あの件のことをボクは瀬野さんに、うまく伝えることができるだろうか」


「何ごとも、やってみなければわかりません。

 でも、何もしなかったら、いつまでも成長できませんよ。

 大丈夫です。もし、翡翠さんがうまくできなかったら、僕が手伝いますから」


  音矢は自分に向けられた小さな手を、彼の両手のひらで包んだ。

  翡翠は緊張しているのか、その指先は冷たい。


「わかった。とにかくやってみよう」


「でも、瀬野さんの言い分のほうが正しいと思ったら、

 そんときはあきらめてくださいね。

 相手の意見、自分の意見、

 どちらに正当性があるか、見極めるのも大切なことです。

 それも練習しないと賢くなれません」


  「なるほど」

  細い顎を引き、翡翠はそう言った。


  丸いちゃぶ台を囲んで三人は座り、それぞれの飲み物を手にする。音矢と瀬野は茶碗に入った清酒。翡翠はコップに入ったポートワイン。


 21世紀の常識と異なり、20世紀初頭では未成年の飲酒は大目に見られていた。


  瀬野が音頭をとって乾杯する。

  白い首をそらして、瀬野は茶碗酒をあおる。この飲み方になれているようだ。


「あら、おいしい。この鶏の煮物、箸がすすむわね」

「この植物の根もうまいぞ」

  翡翠は、ぶつ切りにして柔らかく煮たゴボウを爪楊枝で刺して口に運ぶ。


  不器用な彼は、箸をうまくつかえないことを音矢は知っているので、料理はみな一口で食べられて爪楊枝に刺さりやすい形に切りそろえてある。最後に出す予定の飯をオニギリにしたのも、音矢の配慮だ。


「あはは、いいですねえ。みんなでちゃぶ台囲んで同じ皿からとって食べるって」

  音矢は茶碗酒を少しなめただけで、自分の作った料理を口に運んでいる。


「僕、こういうの初めてなんですよ。

 実家でも、奉公先でもずっと箱膳でしたから」


  箱膳とは、個人用の食器、つまり飯茶碗、汁椀、皿、箸などを収納しておく箱のことだ。食事のときはその蓋を裏返して食器を乗せる台とする。これを使うのが江戸時代からの習慣だ。

  円形または角形の板に足をつけて家族全体の食器を置く、ちゃぶ台が広まったのは1920年代の後半ごろになる。


「それはともかく、音矢くん、全然飲んでないじゃないの。

 グーッといきなさい、グーッと」


「あの、僕は、あんまりいける口じゃないので……」

「なによ、私の持ってきた酒が気に入らないの?」

「いえ、そんなことは……」

「ならお飲みなさいよ。ほらほら」


  瀬野は自分も率先して飲みながら、音矢に飲酒を強要する。21世紀に、このようなことをすればアルコールハラスメントとして非難されるだろうが、20世紀初頭では、よくある光景だった。


  「それに、僕は冷酒、それも茶碗酒を飲むのは初めてなので……」


 この時代、清酒を飲むときは徳利にいれるなどして湯煎にしてから盃に移して飲む、いわゆる燗酒が主流であった。そして盃に酒がなくなった場合は、目下のものが継ぎ足す。この行為は[お酌をする]とよばれる。


  自分の盃に自分で酒を注ぐのは[手酌]といい、場の雰囲気を壊す非難されるべき行為だった。

  冷酒を飲むときも徳利と盃を使うのが常識だ。

  本来、茶を飲むときにつかうべき容器に酒をそそいで飲むのは[茶碗酒]とよばれ、非常に下品で危険な行為とされていた。


「何事にも、初めてというのはあるものでしょう。

 試してみなければ何もわからないわよ」

  瀬野の言葉で、音矢の好奇心が刺激された。

「それもそうですね。あはは」

  酒を一口含み、覚悟を決めて飲みこむ。胃の中が熱くなったように彼は感じた。


「あ、そうだ。翡翠さん。僕が完全に酔わないうちに例の件をお願いします」

「ああ」


  翡翠は瀬野の目を正面から見て、口を開いた。

「ダイナマイトが欲しい。瀬野さん、調達してくれ」

  瀬野は箸を取り落しそうになった。


「な、なんで?」

「昨晩の件で思い知らされた。ボクは弱い」

  翡翠は悔しそうに語る。


「ボクの兄である水晶を礼文が連れ出し、

 反社会行動を始め、世界を危機にさらしている。

 だから、身内であるボクが何とかしなければならない。

 そう瀬野さんに言われたのに……」


  昨晩、音矢が殺した少女。

  呉羽という少女は礼文にだまされて神代細胞という危険なものの実験台にされていた。


 それは人間の筋力や回復力を強化するが、副作用として精神のバランスを崩す。そのうえ、神代細胞が増殖していくと脳が浸食され、あらたな細胞の宿主を求めて他人を襲うようになる。

  犠牲の拡大を防ぐためには、完全に神代細胞が暴走するまえに脳ごと破壊して、回収するしかない。

 だから、音矢は呉羽を殺した。


  孤島でも、同じように神代細胞によって精神のバランスが崩れ、翡翠を襲った3人の被験者を音矢は殺した。


「ボクは音矢くんが戦っている間、なにもできなかった」


  礼文は、悩み事の相談にのることで、呉羽の信頼を得、彼の作り上げた宗教団体[真世界への道]の信者とした。

 そして、彼女を洗脳し、選民思想を植えつけた。自分は世界を変革する魔術師候補だと思い込んだ呉羽は、彼女の両親を旧世界の遺物、革新者を認めない迫害者と決めつけ、自宅で殺した。


  次に魔術師としての力を示すためとして、音矢のことを悪魔と決めつけて殺そうとして、返り討ちにあった。


「ただ、呉羽の話を聞いて、彼女が僕を襲ったら、空間界面で防御した。

 それだけしかやっていない」


  空間界面とは翡翠の持つ神代細胞が発生する一種のバリアーだ。ナイフや拳などの物理的な攻撃を柔らかく受け止めることで内に包んだ翡翠を守ることができる。しかし、ただそれだけで、攻撃手段にはならない。


「彼女を倒したのは、音矢くんだけの手柄だ」


  音矢にも、翡翠由来の神代細胞が植え付けられている。

 しかし、空間界面は攻撃には不向きなので、音矢は急な階段を利用した罠をしかけ、呉羽を倒した。


「ボクも音矢くんのように戦いたい。でも力がない。

 だから、ダイナマイトを使用して」


「やめなさい、そんなこと!」

「なぜだ。……ダイナマイトとは高価なものなのか?

 ならば濃硫酸と濃硝酸とグリセリンと珪藻土を調達してくれないか。

 それがあれば自作できる」


「自作もダメ!」

「ダイナマイトを買うのもダメ、自作もダメ。それでは困る。

 どちらかを許可してくれ」

「どっちもダメ!」


「まあまあ、お二人とも落ち着いて」

  音矢は一升瓶を手に取った。瀬野の茶碗に中身を注ぐ。


「翡翠さん、やっぱり、建前だけ言っても通りませんよ。

 ちゃんと本音も混ぜないと」

  音矢の言葉を聞いて、翡翠はうなずいた。


「科学の本でダイナマイトの存在を知って、ボクはそれに興味をひかれていた。

 だから、ボクの攻撃力を高めるためという目的を掲げて

 ダイナマイトを要求した」


「……なによ、それ。バカなことを言わないで!」


「でも、ボクはやってみたいんだ。

 ……もし、ダイナマイトがダメなら爆竹ていどでもいいから……」


「もし、じゃなくって、とにかくダメったらダメ! 危険なことはダメ!」

「しかし」

「ダメ!」


  瀬野の怒りを感じとって、音矢は口を挟む。


「爆発は男の子の浪漫ロマンですよ。

 瀬野さんは、翡翠さんが12歳って言ってたでしょう。

 それなら当然の欲求です。

 ただ、とりあえずの例として出したのが、ちょっと規模が大きいだけで」


「ちょっとどころじゃないわよ!」


「それは、隔離されて育ったから加減がわからなかっただけでしょう。

 それは翡翠さんの責任じゃないですし。

 むしろ、閉じ込めて育ててきた大人のせいですよ」


「……そうだけど」


  瀬野は翡翠を見た。口を閉じ、うつむいている。

「あ、あの……バカっていってごめんね。でも……」


 くちごもりながら謝罪する瀬野に、音矢が助け船を出した。

「いやあ、瀬野さんは女だから、

 男の子の気持ちがわからなくてもしかたないですね。

 僕たち男子が爆竹遊びしていると、

 近所の女子は怖がって逃げだしたものです」


「そういえば……」

  瀬野は思い当るところがあるのか、うなずいた。


「そして、開発、改良、そして実験も男子の浪漫です! 

 僕も11歳のとき……その年の夏休みの中ごろに、爆竹をばらして、

 より強力な爆発物を製造したことがあります」

「そんなことをしてたの?」

  瀬野はあきれたように言った。



「といっても、僕は爆竹より大きい竹筒に火薬を詰めなおして

 威力を増そうとしただけですから。

 ちょいと火柱があがる程度のモノしか作れませんでした」


「あんた、子供のころからとんでもないことしてたのね……」


「いやあ、これくらいよくある悪戯ですよ。

 近所にはもっとひどいことをする奴らだっていました。

 カエルに爆竹を詰めて爆散させたり、

 犬や猫のしっぽに結び付けて、

 キャンキャンニャーニャー悲鳴をあげるのを見て、

 大笑いしてたやつらもいたし」


 もし、21世紀の児童がそのようなことをすれば、親や学校関係者の叱責ですむことはなく、警察の少年課や家庭裁判所調査官までやってくる大問題になるだろう。

 しかし音矢が11歳の年、1923年。

 そのころの子供としては、むしろ普通の遊びだった。


「僕が聞いてみたところ、

 翡翠さんは何も子供らしい遊びをさせてもらえなかったみたいです。

 そんなの、かあいそうじゃありませんか。

 あまりに危険だったり残酷だったりすることを

 瀬野さんが止めたくなるのはわかりますけれど、

 ちょっと爆竹を鳴らすくらいなら、許可してあげてくださいよ」


  音矢は瀬野に向かい、正座して深々と頭を下げた。

「もちろん、爆竹や火の取り扱いを心得ている僕が付き添います。

 燃えやすいものはあらかじめその場所から片づけておきますし、

 消火用の水もバケツにくんでちゃんと準備しておきます。

 だから、翡翠さんに、爆竹遊びを許可してあげてください。お願いします」


「……そうね」

  瀬野はため息をついた。

「翡翠くん。音矢くんが今言ったことが守れるなら、爆竹で遊んでいいわよ」

「ほんとうか! それはうれしい!」

  翡翠は微笑んだ。それは純粋な喜びに満ちた、見るものまで幸福にするような笑みだった。


「というわけで」

  音矢は顔をあげた。その顔にも笑みがうかんでいた。


「ダイナマイトは僕にください」

「どうしてそうなるのよ!」

  瀬野はあらためて怒り出す。


「バカを言わないで! ダメにきまってるじゃない!」

「でも、強力な力をもつ信者に立ち向かうにはそれなりの武器が必要なんです」

  呉羽の怪力は、グランドピアノを軽々と扱うほどのものだった。


「ボクもそう思う」

  音矢の申し出に、翡翠も同意した。


「いったいなにがダメなんですか。理由をおしえてくださいよ」

「そこまで派手な破壊をしたら、いくら組織でも隠ぺいしきれないわよ! 

 それに、ダイナマイトの取り扱いがどんなに難しいか知ってるの! 

 経験を積んだ技術者でも事故をおこしてしまうことだってあるのよ!」


「なるほど、それも道理です」

  音矢はうなずいた。


「確かに制御しきれないものを実戦で運用するのはダメです。

 不安要素が大きすぎますからね。

 やはり、手慣れたやり方が一番効果的です。

 これからも、そこらへんにあるもので罠をしかけてやっつけますよ」

「そうしてちょうだい」


  憮然とする瀬野から視線を移し、音矢は翡翠を見た。

 うれしそうに笑って、ポートワインの入ったコップを持っている。

  音矢も自分の茶碗を取って、隣にいる翡翠のコップに打ち合わせた。



   ◆◆◆◆◆◆



  布団の中で、音矢は回想していた。

(もともと、翡翠さんの要求は爆竹どまりだった)


  爆竹とはどのようなものか、音矢は孤島での雑談で翡翠に教えていた。


(でも、僕はまずダイナマイトを請求しろとすすめた)

(当然、瀬野さんは拒否する。

 それから格落ちさせて爆竹を要求すれば、

 瀬野さんの心を動かすことができると、

 僕は翡翠さんに入れ知恵をした)


 これはドア・イン・ザ・フェイス・テクニックといわれる交渉術だ。

 音矢は彼が愛読している雑誌、萬文芸の[萬一口話]という雑学紹介記事でその交渉術を知った。


(そして、途中までは進めたけれど、瀬野さんがヒステリイを起こしたので、

 僕が手伝い、交渉は成功した)


  音矢はほくそ笑む。


(これで、翡翠さんの信頼を手に入れた。

 下っぱの僕としては、上に気に入ってもらいたいからね。ご機嫌取りは大切さ)

  音矢は自分の計略に満足した。


(最初から爆竹をほしがるのでなく、

 あえてダイナマイトを請求したことで、瀬野さんの弱みもわかった。

 あの人は想定外の事態にあたると混乱する)

(そして、翡翠さんに対しては過保護だけれど、根本では甘い)

(もし、なにか必要なものがあるのに、僕では要求がとおらないときは、翡翠さんを盾につかおう)


(あと一つ……わかったことが……ある)

(……この研究組織、大規模な組織ではない……)

(ダイナマイトの件で……わかる……情報統制する力なん……か、ない……)

  複雑なことを考えているうちに、眠気がわいてきた。音矢は半ば麻痺したような、浅い眠りにつく。


  昨晩、音矢は翡翠と瀬野に語らなかった。


  彼が竹筒爆弾を作って火柱をあげてみせたのは

『なんだい。買ってきたものをそのまま使うことしかできないのかい。

 僕ならもっと工夫してやる』

 カエルや犬猫をいじめていた悪童たちを挑発するためだったことを。


 そして

『こんな細くてもろい竹筒じゃなくって、

 太くて丈夫な金属製の茶筒を使えば、

 それに僕一人のお金で買えるていどの火薬ではなくて、

 もっとギュウギュウに火薬を詰めれば、

 もっともっとすごい爆発になるのになあ。僕にはこれくらいしかできないや』

 と、なげいてみせたことを。


結果、彼らはこづかいを出し合って音矢より強力な茶筒爆弾を作った。

 それを聞かされた時、

『ええ、本当に作ったの? 僕、冗談で言ったのに。おやめよ。あぶないよ』

 と止めてみたことを。


『そこまでしたら、大人に怒られるよ。僕、先生にいうからね』

  音矢がいくら忠告しても、彼らはやめようとしなかった。それどころか告げ口をするなといって、音矢を袋叩きにしたことを。


  音矢が、着物は泥まみれ顔にはアザという姿でシクシクと泣きながら帰宅する姿を、わざと大通りを歩いて近所の人たちに目撃させているとき、悪童たちは河原で茶筒爆弾に点火した。


 そして全員が、後遺症が残るほどの大怪我をしたことを音矢は瀬野に語らなかった。


  事件が発覚してから音矢は自分がしたことをすべて、担任の先生と警官の前で告白した。


『ごめんなさい。僕のせいです。

 僕が最初に竹筒爆弾をつくったから、みんなが真似してしまったんです』


  爆竹を改造して危険な行為をしたことについては、大人二人に説教された。しかし、音矢がそれ以上の罪に問われることはなかった。


  1923年という、この時代の常識では子供が爆竹を改造するぐらいの悪戯は普通のことだったからだ。


  実際に、教師も警官も子供時代に似たようなことをしていた。だからこそ火薬の危険性は一般的な常識であったし、どこまでならやってもいいかという線引きも暗黙の了解としてあった。悪童たちはその一線をこえてしまったと、関係する大人たちは考えていた。


 たとえ子供の行動でも、結果に自己の責任を要求することは、20世紀では当然のことであった。実際、子供が溜め池でおぼれたり、崖から落ちて死亡したりする事故は多発していたが、それは普通のことと処理されていた。


  茶筒爆弾の危険性を音矢に警告されたのに、それを無視して大怪我をした悪童たちが悪いと、先生と警官は結論をだした。そのことを音矢は語らなかった。



   ◆◆◆◆◆◆



(あ、夢か)


  音矢は浅い眠りから覚めた。


(あれはまったく愉快だったな。

 面白いことをするためだったら、

 ちっとぐらい殴られたくらいの痛みなんて安い代価だよ)


  瀬野に、この事件を打ち明けた場合、どんな反応をしめすか音矢は想像した。たぶん、彼女は音矢のことを悪人と認定するだろう。


(でも、あれは正当な行為だ)

(なぜなら、あいつらがいじめていたのは動物だけではないから)

(あいつらは、僕と、[一ツ木のおじさん]にひどいことをした。

 だから、僕には反撃する権利がある。正義は我にありだ)



  次回に続く

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