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レベルアップとダンジョン

やっぱり2話分纏めて長くしました。

少し時間が経って落ち着いてから、レベルアップしたステータスを確認する事にした。


「メニュー」


ピロンッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族 人間(男)

有馬奏治(ありま そうじ)

16歳


・ステータス

level 1→4

職業 見習い暗殺者

HP 60→90

MP 480→570

STR 6→15

DEF 4→19

INT 30→45

MND 12→18

AGI 28→40

DEX 12→18

LUK 355→418


・魔法

『影魔法』


・スキル

ノーマルスキル

NEW『剣技』lv1

NEW『怪力』lv1

『視察眼』lv8

『隠密』lv4→lv5


レアスキル

『忍耐』lv6

『幸運』lv9


ユニークスキル

レア7

『異世界言語』

『????』


レジェンドスキル

『進化』


・称号

『異世界に呼ばれし者』

『先祖帰り』

『混血者(***)』

『**の寵愛』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ステータスは取り敢えず全て大人の平均を超えたな。

スキルにもゴブリン達が持っていた『剣技』と『怪力』を入手した。

称号には変化が無い。


そして職業が見習い暗殺者となっている。

多分これは、ゴブリンの殺し方が暗殺っぽくなったからだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『見習い暗殺者』

・暗殺に才能がある者に与えられる。

・気配を少し消しやすくなる。

・敵の気配を少し感じやすくなる。

・気が付かれて居ない敵に対してのダメージとクリティカル倍率が1.1倍上がる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


これは普通に嬉しいな。

しかし、よくあるゲームだったらクリティカル率であって普通は倍率では無いと思うんだが。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『クリティカル倍率』

・攻撃した時の状況、攻撃した場所により発生する。

・クリティカルが起きた場合、状況、攻撃した場所により、最小で1.2倍、から最大で即死ダメージが発生する。(被ダメージ側が即死回避スキルを持っている場合最大10倍)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


つまり、気が付かれて居ない敵にクリティカルが発生した時、ダメージ(1.1倍)+クリティカル倍率(1.1倍)で普通の時より1.21倍与えるダメージが増える訳だ。

このまま暗殺スタイルで戦って行こう。


というか、即死回避スキルを持っていれば頭を吹き飛ばされてももしかしたら死なないとかあるかもしれないな。

ある意味そっち方が嫌かもしれないが。




ステータスの変化を見終わって、ゴブリンを殺した時に快楽を感じた事について考えたが、結局は取り敢えず気にしない事にした。ここで気にしていたら次に死ぬのは自分だ。


そう考えをまとめてまた移動する事にした。


レベルアップの確認からまた1時間ほど歩けば、少し開けた場所に出た。

開けた場所から空を見たら、

「やっぱり異世界なんだな」

太陽が見える。そこは地球と同じだが、太陽以外に、見るからに月では無いと分かるほど大きい星が近くに2つ浮かんでる。


あれから、敵とは会っていない。

少しその事に感謝しながら少し休憩する。

かれこれ転生して2時間半ほどしたが、まだ食べるものはおろか、飲む物も確保できていない。

さすがに、ゴブリンの死体を食べる程飢えている訳では無いが、近い内に、どんなに頑張っても3日以内に何か飲む物食べる物を探さないといけない。


開けた場所は直径200m前後の円のような形をしていた。


更に中央に大きな穴が斜めに開いており大人が余裕を持って2人横に並べるほどの大きさの洞窟になっていた。


「これは何の穴だ?」


ピロンッ


《ここは迷いの森の中央に存在する漆黒のダンジョンです。》


ダンジョン?

いわゆるレベル上げや宝箱を探しに入っていくゲームで定番のあのダンジョンか?


しかし、今は森を抜けたいのだ。ダンジョンになんか、入る理由が無い。


流石にダンジョン入り口の近くで休憩するのは嫌だったのでダンジョンと森のちょうど真ん中あたりで休憩をする事にした。




30分ほど休憩しただろうか?

少し枝の擦れ合う音では無い音が聞こえた気がした。

すぐに警戒を強めて、耳を澄ます。

今度はしっかり聞こえる。


「グゲゲゲ」

「グギギッ」


この声は先ほど倒したゴブリンだろうか?

しかし、今度は数が違う。

森の木々の隙間からゴブリンが見え始めた。

全ては見えないが200体、もしかしたら300体以上いるかもしれない。

中には、一回り大きいゴブリンや、所謂(がいわゆる)オーガのような奴もいる。

更にゴブリン達はダンジョンを囲む様に全方向から歩いてくる。


ダンジョンを囲む様にという事は、俺も囲まれているという事だ。


職業で気配を感じやすくなって居るのに囲まれるまで気が付かなかったじゃ無いか‼︎


ほとんど休憩中は無警戒だったから当たり前と言ってしまえば当たり前なんだが、そんな毒を吐いきながら対策を考える。



闘うなんて数の差がありすぎて話にならない。

逃げるにも2重3重に囲まれていて、さらに、ここまで接近されているからこれも無理だ。

肉壁と化している敵を突破する前に囲まれて袋叩きにされるだろう。


答えは1つしか無かった。


闘うも無理、逃げるも無理

なら、もうダンジョンに入るしかない

行き止まりだったら確実に死ぬ。

だが、このまま残っても、どの道死ぬだろう。少なくともダンジョンの通路の幅なら全部のゴブリンと闘わなくていい。

そうして、俺はダンジョンに入った。

次は多分土曜日に投稿すると思います。

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