能力確認
長いです。
2話分をまとめました。
レア度関係を変更しました。
次は魔法を確認しよう。
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・魔法
『影魔法』
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悲しいかな、もっと炎魔法とか氷魔法とか期待してたのに『影魔法』の1つしかない。
そもそも『影魔法』何が出来るんだ。
思い付くのは、どっかの忍者の人がしてた影で相手を縛るとか、影が槍のように実体化するくらいか
まぁ、取り敢えずやってみるか
そうやって魔法を使ってみようと思う
「・・・てか、どうやったら魔法使えるの?」
《魔法の発動には、
1、使いたい魔法のイメージを持ちます
2、体内の魔力を感じ取ります
3、その魔力にイメージを魔力に乗せます。
この3行程で発動することが出来ます。》
「いや、イメージは出来るが魔力と言うのがどんな物なのか知らないんだが」
魔力とか無い地球から来たからな。
《心臓近くにある違和感が魔力です。》
なんかすごい説明が適当だな
しかしそう言われると心臓あたりに違和感があるな。これにイメージを乗せるのか。
イメージして、
魔力を感じて、
魔力に乗せる。
なにが体から抜けて行く
ザンッ
イメージしたのは自分の足元の影が実体化して目の前の木を貫くことだ。
実体化した影が消えていく、3秒ほどしか実体化出来ないようだ。
目の前の木は、直径30cmの穴がまっすぐ貫通している。
「なるほど、これが魔法か」
多分抜けていったのは魔力だろう。
取り敢えず、魔法もうてたし、魔法確認はここまでにして、スキルを確認しよう。
メニューのスキルは更に細かく表示出来て、結果こうなった。
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ノーマルスキル
『視察眼』lv8
・注視すると情報を読み取る事ができる。
・戦闘中、敵の癖や弱点を見つけやすい。
『隠密』lv4
・気配や足音が小さくなる。
レアスキル
『忍耐』lv6
・自分のHPが9割以上ある時、即死ダメージを受けても50%の確率でHPが1残る。
・ステータスのDEF、MNDにボーナス
・レベルアップ時のDEF、MND上昇率にボーナス
・防御系スキル、精神系スキルの取得、経験値にボーナス
『幸運』lv9
・ステータスのLUKにボーナス
・レベルアップ時のLUK上昇率にボーナス
ユニークスキル
『異世界言語』
・異世界の言語を習得する。
『????』
・解放されていません
レジェンドスキル
『進化』
・状況に適応する
・発動後90パーセントでスキル消滅
(発動条件を満たしていません)
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ノーマルスキルの『視察眼』は所謂、鑑定だった。戦闘中に使う方はまだ分からない。
同じノーマルの『隠密』は意識しながら走ると普通の靴なのに、ほとんど音がしなかった。こちらも気配はどれほど効果があるか分からない。
レアスキルは主にステータスを伸ばす物のようだ。
『忍耐』は今は低いDEFをレベルアップで伸ばすのに役に立ちそうだ。しかし、HP1残ると言われても、そんなダメージを受けたら出血ダメージとかですぐ死にそうだな。
『幸運』はただえさえ高いLUKを更に高めるようだ。もう、俺は突っ込まない
ユニークスキルの『異世界言語』はよくある話と同じで、この世界の言葉が日本語の様に聞こえるのだろうか?
もう1つのユニークスキル『????』は本当に意味が分からない。タップしても反応がなく、今はまだ使えないようだ。
最後のレジェンドスキルの『進化』は良く分からない。
説明も、状況に適応する。としか書いてないし、90%の確率で消えるなら、使えるようになっても、余りホイホイ使えないだろう。
ちなみにスキルレア度の内容も分かった。
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スキルレア度
ノーマルスキル
効果は小さいが取得しやすくレベルを上げていけば上位スキルに変わり易い
上位スキルになると効果が少し大きくなる。
上位スキルはまれにレアスキルになる場合がある。
レアスキル
才能がある者しか取得出来無いスキル
効果は大きいがレベルが上がりにくい
ユニークスキル
『勇者』、英雄』などの偉人が持つスキルなどがある。
逆に『傲慢』『怠惰』『色欲』などの大罪シリーズや、『魔王』などもここに入る。
スキルの効果は絶大でこのスキル1つでパワーバランスが崩れることがある。
レベルはメニューでは表示されないがユニークスキルにもレベルがある。
レジェンドスキル
取得方法が全くわからなく、極めて効果が大きいスキル。
取得しているだけで神の子と祭られるほどに神聖視されている
『神子』『神格』などがある。
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まぁ、スキルの確認はこんな感じで良いんじゃないか?
次は称号だ。
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・称号
『異世界に呼ばれし者』
『先祖帰り』
『混血者(***)』
『**の寵愛』
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最初、見た時も思ったが変な称号が多いな。
この称号もスキル同様にタップしたら、説明が出た。
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『異世界に呼ばれし者』
魂を異世界に呼ばれた者に与えられる。
・ユニークスキル『異世界言語』を習得。
『先祖帰り』
先祖の能力を遺伝した者に与えられる。
・称号『混血者(???)』を習得。
『混血者(???)』
???の先祖帰りに与えられる。
・ユニークスキル『????』を習得。
『??の寵愛』
??の寵愛を授けられた者に与えられる。
・解放されていません。
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・・・やっぱり変なのが多い。
1個目の『異世界に呼ばれし者』とか、呼ばれたのに、森に召喚とか適当過ぎるだろう。
まぁ、称号にも効果があって、スキル『異世界科言語』は称号の『異世界に呼ばれし者』の効果で習得したようだ。
2個目、3個目の『先祖帰り』と『混血者(???)』はセットで、貰えたらしい。
先祖帰りしたから混血者が貰えるって訳だ。
しかし先祖の能力を遺伝と言われてもそもそも俺は親の事を知らないからどんな遺伝をしたかなんてわからない
『混血者(???)』で取得したスキル『???』も効果が分からないから、これらはスルーでいいな。
4個目の『??の寵愛』だが良く分からない。こう言った小説なら女神とかの加護や寵愛なんだろうけど、名前すら??だから神なのかすら分からない。
・・・これもスルーでいいな。
結局、称号で有用な物は『異世界言語』だけって訳だ。
まぁメニューの確認も終わったしそろそろここから移動しようか。
移動する前にもう一度ここの場所の確認をしよう。
「ここはどこ?」
虚空に話しかける。
《ここはワーヒドゥ国の南に位置するワーヒドゥ大密林(別名 迷いの森)です。》
「迷いの森とは?」
《森に魔力が漂い方向感覚を徐々に狂わせて、森の奥深くのダンジョンに引き寄せるためです。》
ん?
「ダンジョンとは?」
《ダンジョンとは、様々な形で階層を作り、宝箱や魔物から取れる魔石を餌に人を寄せ、魔物に負けた者の死体吸収して成長する魔物の1種です。
ダンジョンの中にはダンジョンマスターを持つ活ダンジョンとダンジョンマスターを持たない静ダンジョン、ダンジョンの魔石のダンジョンコアを破壊された死ダンジョンがあります。》
「色々細かく出てきたな。
まず、ダンジョンマスターとは何だ?」
《ダンジョンマスターとは、ダンジョンコアが認めた魔物、魔族に力を与え、代わりにダンジョンコアを様々な形で守って貰う存在です。
ダンジョンマスターもダンジョンコアから様々な形で力を与えられ、とても強力な存在になります。
なので活ダンジョンは、ダンジョンコアの守りが強く、成長も静ダンジョンに比べ早いので、脅威になりやすいです。》
「魔物、魔族がダンジョンマスターになるのか。
魔物の定義は?」
《魔物は、動物が大量の魔素を吸収して出来る場合と、密度の濃い魔素が漂う魔素溜まりから生まれる場合、繁殖により生まれる場合があります。
魔物は基本的に知能が低いですが、上位種や突然変異種が高い知能を携える場合があります。
一方、知能があり、祖から魔素を遺伝した者を魔族と言います。
魔族には、悪魔、龍人、ダークエルフ、吸血鬼などがいます。》
「魔物、魔族、人間族の関係性は?」
《魔物は基本的に魔族、人間問わず襲います。例外で知能があったり、種族的に害のない魔物が少数います。
魔族では、大半が攻撃性が高い魔物寄りの魔族が人間族を襲いますが、少数の攻撃性の低い人間族寄りの魔族は、人間族と交渉、対話をして、中立を保っています。
人間族は基本、襲ってくる魔物、魔族を迎撃します。逆に基本的に襲わない魔物、魔族と共存しております。》
つまり、人間の俺は襲ってくる魔物、魔族が敵って事か、簡単だな。
「この森の出口はどっちだ?」
・・・これは、メニューで答えてくれないのか。
だから、俺は木の棒が倒れた方に行く事にした。
アレンジ・・・