アーシュ9歳子羊たちの2年目は
2年目のお金総括です。
概算で!
王都にいく前に、2年目の総括をしようと思う。
「2年目って、いろいろあったよね」
「大きかったのは、宿屋を開いたことと、王都に行ったことかな」
「マルはお茶販売の手伝いが面白かったかな」
「でも、冒険者になったわけじゃないし、オレはあんまり変わらなかったかも」
「セロ、学院の合格は変わったことだと思うよ」
「ウィルはどうなんだ?」
「オレにとっては、すべてが冒険者になるための通過点かな」
「ヒューヒュー」
「かっこいい!」
「そうだよ、いろんなことがあるからって、それを忘れちゃダメなんだ。みんな少し練習がたるんでないか!」
「う、うん、そんなことないと思うよ……」
「こないだの朝練はさ」
「え、えと、ほら、2年目のまとめの途中だよ」
「……逃げたな……」
「今年はセロとウィルからいきまーす。ひと月、12000ギル稼いで、試験の期間を除いて144000ギルでーす」
「「いえーい」」
「2年分で30万です」
「「まじで?」」
「まじで」
「次、アーシュとマルでーす」
「はーい」
「今年は、解体屋や、飼葉やさん、やおやのおばあちゃんの手伝いはほとんどできなかったでしょ。でも、宿屋やランチで働いたので、去年と同じ、ひと月12000ギル支給しまーす」
「いえーい?」
「あと、ダンのお手伝いの分、マルは6万、アーシュは9万でした。これを去年とたすと、なんと、マルは34万8千です。アーシュは、37万8千ギル」
「「「おっかねっもちだ」」」
「今年は、家計費はパーティ費に入れたよ。そこでパーティ費の発表です」
「「「おー」」」
「朝食、ランチは任せちゃったので減りました。朝食2万、ランチ3万、魔石は忙しかったので15万、それに宿屋が30万、宿屋は多くて50万以上だけど、試験の時や、冬場はすくなかったから平均こんなものです」
「ちょっと想像がつかないね」
「はーい、ひと月50万で、1年で650万でした。去年のパーティ費と家計費を合わせると、だいたい1010万です」
「「「はあ?」」」
「それって、どのくらいなの?」
「うーん。たくさん?」
「アーシュもわからないの?」
「使おうと思わなかったから」
「4の月からはね、朝食とランチと、宿屋の権利で、私とマルはひと月7.5万ほどもらう予定です。魔石はパーティ費に入れるよ。セロとウィルは」
「「冒険者で稼いで、半分家計費に!」」
いよいよ冒険者だ!
ちなみにアーシュ個人の商業ギルドの貯金は、獣脂10万、石けん200万、レーション30万で、240万ほどある。
ザッシュたちのパーティは、マリアとソフィーがアーシュたちくらい稼いで、ザッシュたちが冒険者として稼いで、パーティ費はこの2年間で、およそ1800万ほどになっていた。冒険者すごい!それを6人でわり、1人あたり300万プラスアルファで旅立ちの日を迎えたのだった。




