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この手の中を、守りたい  作者: カヤ
飛び出す子羊編
100/307

アーシュ10歳子羊たちの3年目

100話目になりました。となったら、これしかない。3年目の総括です。

メルシェに戻る前に、3年目の総括をしようと思う。


「3年目も、いろいろあったよね」

「マルは、荷物持ちになってダンジョン行けたのが面白かった」

「マルは意外と肉体派だよね」

「意外とじゃない、完全な肉体派」

「そ、そう。私は学院と、ダンの店を出す手伝い、あとクッキーが売れたことかな」

「え、アーシュ、ギルドの派遣じゃないの?」

「あれはさ、ウィル、みんなでやったことだし、要はメリルの延長でしょ?やっぱり新しいことが面白いよ」

「そうかー、オレはやっぱり、冒険者になったことだ。自分たちの力だけで魔物を倒していく、あの緊張感。剣を振るって魔法を放つあの瞬間の」

「あー、うん、ウィルの熱い思いはわかった。セロは?」

「オレもね、冒険者になったこと。けど、販売もやってみて面白かったし、先のことを少し考えられたことかな。でもやっぱり冒険者はきわめたいな」

「そっかー。私とマルも1年後は冒険者だ!」

「やるしかない!」

「「おー」」


「その前に、今年も1年のお金をまとめまーす。セロ、どうぞ」

「今年はオレたちも冒険者でかせいだぜ。多い月には50万以上、学院や遠征で少ない月もあったけど、平均して1月40万かせぎました。半分を家計費に入れて、オレもウィルも、個人で260万、去年と合わせると290万になる。え、オレらこんなに貯金してたみたい」

「わー、冒険者すごい!」

「では、マルもお願いします」


「マルたちはね、難しい。まずメリルの宿屋とランチ、1月7.5万。これが13ヵ月分で97.5万。王都でのお礼。1人60万。王都でのランチのお金。東、西合わせて1月7万、11ヵ月分で77万。荷物持ち、できなかったこともあるのでだいたい20万。端数は使ったことにして合わせて250万、それを個人125万、パーティ費125万に分ける。それぞれの貯金と合わせると、アーシュもマルも1人160万くらい」

「すげー、冒険者でもないのになー」


「ではパーティ費です。セロ、ウィルから260万ずつ、アーシュ、マルから125万ずつ、魔石一月15万×13で195万。計965万。去年までと合わせると1975万になります」

「「「え?」」」

「1975万」

「それっていくら?」

「ダンの店が3軒くらい買えるということです」

「「「……もう、働かなくてもいいんじゃ」」」

「貯金は大事です」

「「「……遊んでも……」」」

「貯金は大事です」


「とはいえ、みんな時間があっても遊ばないじゃない」

「正直、遊ぶよりさ」

「「「働くのが、おもしろい」」」


ちなみにアーシュの個人資産は、獣脂50万、石けん400万、レーション130万で580万、去年と足して820万。なお、王都での滞在費などはギルド持ちなので、生活費はあまりかかっていない。


さあ、今年もがんばろう!

次は再び、メルシェへ!



無事100話目になりました。皆さん、読んでくれて、ありがとうございます!

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