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Sweet Chocolate.  作者: 勉強から全力で逃亡したかったので、訳あって小説を書く事 を決意した人達。
本編
6/10

哀と愛のちょこれゐと!

・山内 敬太 今回の主人公

「元」リア充。


・河本 明 とりあえずヒロイン的存在。可愛いのに....残念なクラスメイト


・千歳 梨花 謎。急にでてきて消えるクラスメイト


・田中 一誠 主人公の親友

「今」リア充。爆発しろ。


「バレンタインで起きたリア充と非リアの話」


―― 朝に戻る ――


 好きいちゃつくカップルを睨みながら俺は学校へ登校していた。

 正直、周りのイチャイチャムードにイライラしている。前まで....そう、ほんのバレンタインから二日くらいの時、喧嘩して別れた。

 俺は悪くないはずだ。何故なら、急に喧嘩を彼女から売られたからだ。

 一瞬なに考えてんだこいつとか思った奴は分かってない。なにせヤバかった。思い出したくないのでもう回想終了。とりあえず今は俺は「元」リア充だ。

「あーあ、なんか変だなぁ」

 と俺はふてぶてしく呟いた。

 もう恋なんて、したくない....とは思わない。俺はポジティブ。また新しい恋でも見つけるさ。

 学校が見えてきた。そろそろか。

 校門をくぐり、靴箱に着いた。

 そーいや、バレンタインデーだし、置いてあったりして!

 靴箱を開けてみると....あった。

「ええっ!? マジでかよ!

やったぁぁぁぁ!」

 俺はこの程度で喜んでいた。悪いか?

 とりあえずその場で開けるかどうするか悩んでいると、親友 一誠が来た。

「おはようー、敬ちゃーん」

「おう、おはよ一誠彼女は?」

「今日はちょっと遅れるみたいだよ」

「あっはっは。そうかそうか」

「んー? なんか良い事あったの? 敬ちゃん」

「見ろぉ! これを!」(バッ)

「へぇー、良かったじゃんか」

「良かった....俺はまだ希望があるん「あー、それ俺仕掛けたんだよー。」ふざけんなぁぁぁぁぁあ!!」

玄関に居るのに大声を出してしまい近くにいた人がびっくりしてこちらを見ていた。

「仕方が無い! とりあえず行くぞ一誠! 説教はまた後でだ」

「あーい....ふふっは「笑うな」....はい」

 俺はアホな親友を引き連れ、教室に向かった。

廊下を歩き、教室に近づくほどガヤガヤとクラスメイト達の声が聞こえてくる。

「おはよー」

「うん、おはよ」

「はよー」

 色々な友達から挨拶を受け、俺はそれを返して自分の席についた。

「お、おはよう! 敬!」

 と後ろから大きな声が聞こえた。

 振り返ると、そこには俺の幼馴染の明がいた。

「あぁ、おはよう明」

 しかし、いつ見ても凄いな....。

 明は昔からの幼馴染と言う奴でよく遊んだりしていた。高校も何故か同じ所になりこうやって普通に過ごしている。ただ、こいつはモテる。何故かモテる。羨ましい。

「あぁ....疲れたな」

「ううん? 何かあったの? 敬もしかして昨日の夜頑張っちゃった?」

「あほか! 誰が頑張るか!」

 そう、こいつは可愛いのに変態! しかし周りはそれを知らない。

 知ってるのは俺だけ。

「はぁ、そう言うネタは余り使うなよ....こっちが疲れる。」

「あはっ、ごめんごめん。あっ、そうだ敬! きょ、今日は何の日かな!?」

「わからん、滅びろ。」

「どうしたの!? 敬!」

 ったく。皆今日は何? 今日は何? とか聞いてきやがる俺を虐めてそんなに楽しいのか....あ、ヤバイ泣きそう......

キーンコーンカーンコーン

「あぁ! 授業始まるねじゃあねー敬!」

 と急いで去った。

 俺は先ほどの質問の答えを知ってるのに言わなかった。まぁいいか。


―― 授業中 ――

「1919年に作られた条約はなんだ? 河本!」

「ええーといくいくだから....え? い、いくいくこれはアウトだよっ!」

「河本! 早く答えろ!」

「あ、はい! ......ベルサイユ条約だったらいいですよね?」

「どうして疑問形で返してくるんだ....まぁ正解だ。 座っていいぞ」

「はぁーい」

見ての通りあいつはアホだ。

だけど周りからするとアホだけど可愛いから許すみたいな空気が出来上がっている。 これが大体一日一回は起きる物だから正直幼馴染として恥ずかしい。

「まぁいいか。 とりあえずあいつも頑張ってるんだしな。」

なんとなくいつも通りの授業を受けてるの昼休みに入っていた。

早いなぁ....

キーンコーンカーンコーン

昼休みが始まり先生がいなくなる時間は皆にとってかけがえの無い時間だ。 普通にケータイ触れるし、ゲームだって出来る。

しかも今回は女子にとっても良いだろうバレンタインなのだから。

俺はアホ(一誠)といつも通り飯を食べていると、一人の女の子が近づいてきた。

「??? どうした?」

「..............................」

 無言のまま動かない。

「どうしたの? 敬ちゃんこの子に悪い事したのー?」

「してねーよ! まぁとりあえず要件があるなら言ってくれ」

「....................これっ」

と、小声で何かを出してきた。 これは!

「これは!」

 しまった声に出してしまった。

....色とりどりに飾られた箱。形は長方形。 まさにチョコレートだ。

「ありがとう。 ....とたしか君って千歳....梨花さんだっけ?」

(コクコク)

「そっか....ありがとう梨花さん」

「っ、................じゃ」

それを言うと去って行った。

「 恥ずかしがり屋かな? 敬ちゃんに気があったりしてー」

「まさか、あの子は俺がまだ一つも貰ってないから仕方がなくくれたんだよ」

「はぁ....まぁいっか。」

一誠にため息をつかれた。なんかイラつく。

「開けてみるか。」

紙を綺麗に剥がして行くと四角い黒い物が見えてきたそして匂いも溢れ出してきてほのかに甘く感じてそしてピリッと風味のあるー...........そんなカレーの元が入ってた。

「うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! もう一思いに殺せ! 一誠!」

「ま、まって落ち着いて敬ちゃん!」

何!? あの子俺に恨みでもあるのか? 泣きたい。

「うぅっ....そういや、一誠お前何個貰ったんだよ。朝明の奴しか来なかったからお前どっか言ってたんだろ?」

「え? あ、ごめんごめんトイレに 「嘘つくな」....はい」

「彼女にチョコ貰ってたんだよあとその友達からもたくさん」

「そうか一誠良かったな」

「うん! 美味しかったよ!」

「ちょーと行く所できた。イッテクル」

「待って! いま言葉危なかったよ! 」

「一誠なんて嫌いだぁー!」

「あぁ行っちゃった....貰った半分敬ちゃんのなのに....」

そのまま走って廊下を出た俺はそれを先生に見つかってしまい正座で先生のありがたい御言葉(説教)をくらった。


―― 授業中 ――

「千歳ー、ここの答えは何だ?

 あれ? 千歳は?」

「千歳さんは保健室ですー。」

「おぉ、そうかなら指原お前ここの答え書け。」

「はぁーい」

.............なんかデジャヴ! と思った人。その回答は正解だ。

正直、授業なんてこんなんだ。 梨花さんに何があったか知らないが放課後何故あんな事をしたのか聞いてみよう。

いつものように何気無い一日も終わりに向かっている。そう思うと日本って休み少ないなぁ。

キーンコーンカーンコーンカーンコーン

........もう嫌だなこの学校。


先程のアホなチャイムがなり終わり、HRが始まり十分もしないうちに終わった。

一誠が帰ろうと言ってきたが俺は保健室に用事があると言い、一誠な彼女と帰って行った。

....さて行くか。俺は少し小走りで保健室へ向かった。


―― 保健室前 ――

コンコンとノックし、保健室の先生に千歳梨花さんがいるかを聞いた。

「あー、千歳さんねたしか奥のベッドにいると思うわ。」

「ありがとうございます。」

「いいわよ、けどイヤラシイ事はやめてね。先生そういう問題には関わりたく無いからっ」

「しませんよ....」

「Really......?」

てか、先生からそれを言う事が問題です。

「まぁひどい、とりあえず行ってあげなさい。そしてイッテ、アゲナサイ」

もう最後のツッコミ入れるのしんどかったから無視した。 別に許されるよね?

どうして変態と変人ばっかなんだこの学校....

はぁ、とため息をつきながら奥へ向かった。 奥の病室を見てみるとそこには昼間チョコレートカレーを渡してきた千歳梨花がそこで静かに寝ていた。

とりあえずノックをすると眠りが浅かったのかすぐに起きてくれた。

「入ってもいい?」

(コクリ)

「じゃ、失礼します。」

病室は狭いな。 と思いながら、椅子に座った。

「大丈夫か? 気分悪いとかなのか?」

「大丈夫....」

「そうか、なら教えてくれ。どうしてチョコレートじゃなくてカレーの元をくれたんだ。」

「......それは」

「それは?」

「単に好奇心」

「なるほど....じゃない!」

とツッコミを入れると梨花はちょっとだけ笑った。

「羨ましい....貴方が」

「どうしたんだ急に」

「私はね身体がとても弱い少し走っただけで心臓が痛くなる。昼休み貴方にそれを渡しに行ったあと心臓が痛くなって保健室に来たの。」

「そうだったのか」

「そして、どうして貴方が羨ましいなんて思ったのはその生き生きとした感じが羨ましい私にはないから」

「そうだったのか....どんどん謎が解けて来た。」

と、急に外から

「イ、イキイキした感じがいいだとう!? お、お前やめろよ!」

あの変態は無視しよう。

「それだけじゃないはずだ。」

「........あの」

梨花は顔を赤らめながらいった。その顔はとても可愛くなんというか不思議な感じになった。

「私と友達になってください!」と言った。

「..................え?」

頭が真っ白になった。え、まさか。ととぼけてたら梨花が、顔を赤らめ

「バカ.......」

と言った。

「あ、ぁぁ友達ねいいよ別に」

「......私はねこの身体だから友達いないの」

「......だから今日も保健室行く時話しやすい子にお願いしたの」

と呟いた。

「 友達に遠慮なんていらない」

「..............ありがと」

こうしてよくわからないがとりあえずお大事にとだけ伝えて保健室を後にした。


――次の日―― 

 バレンタインも終了しいつもと変わらない道を通り学校へ着いた。

 まぁ別に昨日特別な事があったわけではないと思う。

「おはよー敬ちゃん」

「おっはよー敬!」

 と珍しく教室前で出会った。

 俺もおはようと言いいつものように椅子に座った。

「ふぁー....疲れたなぁ、ん?」

「.....................っ」

 なんかモジモジしてる....。

「.......ふふっ、なんか面白いなぁ....」

 どうして笑ってしまったのかわからない。

 けど、なんかこういうのは良いなと思う。

 バレンタインの日に新しい友達が出来るのは。

 そりゃ、少しは期待した。

 もしかしたら俺の事が好きでバレンタインでリア充になれたかもしれない。

 それはそれで良い。

 さてそろそろ反応してやろう。

 ちょっと恥ずかしがり屋で無口なあの子の元へ。

 今までちゃんと言ってもらえなかった言葉を。

「おはよう」

 その言葉でまた今日も彼女と仲間は笑って過ごしていく。


終わり

「どうも、バレンタイン企画にも参加させて頂きました」

五十嵐です!

クリスマスに続きバレンタインも書かせて貰いましたが、バレンタインとなると難しいですね....

今回は、バレンタインを一つの「きっかけ」にしてみました。

普通なら好きな人に渡せたらいいそこで告白しようとする女子がいれば、チョコを貰えなかった男子の気持ちをネタにしても良かったでしょう。

けど、今回はバレンタインで友達を作るという中々繋がらないネタにしました。

皆さんの周りには一人でいる子はいませんか?

その子が一人が好きだと言うなら何も問題はありません。

しかし、今回書いた「梨花」みたいな人がいるかもしれません。

その子を助ける勇気は貴方にありますか? バレンタインのネタなのに何かすみません。

まぁ僕が伝えたかったのは、なんでもいい、なんの日でもいい「きっかけ」を掴んで欲しいです。

長々とすみません。

それでは、また書ける機会があればよろしくお願いします。

それでは、最後に!

Give me Chocolate....

貴方にとってかけがえない一日になりますように!


五十嵐


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