第十三話「一日目のパーティと夜」
前回の続きです。更新遅れてすみません
夜は舞踏会のような会場でパーティだった。
ドレスを着飾った女性たちがたくさんい。
午前中に追っかけてきた女子もここではかわいく見える。
俺と護は先にタキシードに着替え会場へ移動した。
護 「腹減ったな~」
徹 「も少ししたら始まるから我慢しろ。」
5分後アリスたちが会場に来た。
アリスとジェシカはさすが外国というべきかスタイルがきれいだった。
加奈は着物をまとっていてこちらもきれいだった。
護「ぬふふふふ、着物にドレスどちらもいいですな」
バシン!!
いきなり護の背中から音がした。
その正体は川下の張り手だった。その音には周りの生徒もドン引きだった。
護は背中を抑えて倒れていた。
本当に護には同情するよ…。
そろそろ始まるみたいだ。
先生「合同合宿1日目のパーティを開催します!!」
生徒「ワー!!」
先生「それではみなさんグラスをもって!! かんぱーい!!」
生徒 「かんぱーい!!」
護はすぐに料理に食いついた。
俺も食べに行こうかなと思っていると加奈が話しかけてきた。
加奈「料理一緒に食べに行きませんか?」
徹 「おお、いいぜ。ちょうど行こうとしたところだったから。」
加奈「よかった。」
陰で見ていた春香は…
春香「加奈、よくやったぞ。」
アリス「先を越された…」
明「悔しいけど一番相性よさそう…」
加奈と料理を食べに行ってた俺は今危機に瀕していた…
その原因はもちろん俺だ。二人っきりで料理を取りに行った先に
お嬢様学校の生徒がいたのだ。瞬く間に俺は取り囲まれた。
女子生徒A「ねえねえ、一緒に食べようよ。」
女子生徒B「そこの娘邪魔よ!!」
女性生徒の一人が加奈を突き飛ばした。
加奈はその場に倒れこんでしまった。
女性生徒A「ねえね、きてる?」
俺の中に怒りが込み上げてきた。
同じく護まで怒っていた。
徹 「悪いがその誘い断らせてもらう。先客がいるので。」
女性生徒A「何よ私の誘いを断る気?知らないわよ、あなた。」
アリス「あら?誰に向かってそんな言葉つかってるのかな?」
わりこんできたのはアリスだった。
女性 「あなた、だれよ。勝手に話に入ってこないで!」
アリス「悪かったわね、あなたに忠告しといてあげるはその人橘家の当主よ。」
女性生徒A「橘家?何それ?」
アリス 「そんなことも知らないの?笑えるわね。」
今日のアリスは少し意地悪な顔をしていた。
どこか楽しんでるようにも見えた。
アリスが去っていくと女性生徒の携帯が鳴りだした。
女性生徒A「もしもし?お母さんどうしたの?」
携帯から聞こえてきたのはものすごい大きな声だった。
女性生徒の母親「この親不孝もの!!私に恥をかかせてくれたわね。すぐにどけ座して誤って!!」
女性生徒A「は、はい!!」
女性生徒は急いでどけ座をした。
俺と加奈はさっぱりわからなかったがどうやらアリスが親に電話したらしい。
そのあとは加奈に対しての接し方が大きく変わった。
飲み物や料理を持って来たり、飲み物のお代わりを持って来たり。
少しかわいそうな感じがした。
パーティーが終わると先ほどの生徒の母親から謝罪の電話が来た。
どうやら橘家の傘下に属する会社の社長をしているらしい。
おれたちは部屋へと戻った。
もちろん女子と同じ部屋で寝る。一昔前ならば問題だったが今はこれが当たり前なのだ。
おれは両隣に加奈と春香を寝せることにした。
理由はもちろん一番の安全だからだ。
両隣にアリスとジェシカを置いた日には身ぐるみをはがされてしまう。
アリス「なんで隣じゃないの?」
ジェシカ「そうよ、なんで?」
徹 「お前らを隣に置いたらおれの命が持たん。」
加奈 「確かに…」
ぼそっと加奈がつぶやいた。
アリスたちは少し不満だった見たいだったが最終的には納得してくれたみたいだ。
疲れていたんだろう…
おれは深い眠りについた。
次回は「合宿2日目」に続きます。
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