第九話「10人目の嫁!?」
ハワイから帰ってきた徹たちに起こるハーレム
・・・・2013年6月14日(火)・・・・
今日もいつもと変わらない一日が始まった。
いつもと違うことは今日は俺一人で寝ていること。
いつもならだれか一人はベットに一人はもぐりこんでいるのが
ふつうなのである。
俺は頭をかしげながら服を着替えた。
すると執事の黒沢がきた。
黒沢 「そろそろ食堂へお越しください。お嬢様方が朝食を
お作りになっておられます。」
俺は納得した。今日俺のベットにだれもいないことに。
それは昨日の飛行機に乗る前、美月達が男は手料理に弱い
と話していたからだ。
食堂へ降りていくとそこには卵焼きや味噌汁、それになぜかチャーハンがあった。
どれも味は個性的だがどれもおいしかった。
一つ疑問だったのがチャーハンのケチャップと一緒にゆでたトマトがそのまま乗っていた事だ
これは何かのギャグか…?
こんな感じでまた俺のハーレムな日々が始まった。
・・・・登校中[車内]・・・・
アリス「今日の朝食どうだった?」
明 「そりゃもちろんおいしかったよな?」
明の発言はおいしかったとしか言えない発言だった。
徹 「ああ、おいしかったよ。一つ気になったのは
丸ごと入ってたトマトはなんだったんだ?」
加奈 「あ…!私がなくしたトマト…。」
アリス 「あれ加奈のだったんだ。どおりで入れた覚えのないトマトが入ってたんだ…」
徹 「さすがに気が付けよ。それより今日の加奈の料理にトマトをどう使う予定だったんだ…?」
確か加奈の料理は味噌汁。あれにトマトをどうやって使うのか気になってしまった。
味噌汁にトマトを入れるなんて聞いたことがないからだ。
加奈 「ミキサーにかけて入れるつもりだった。おいしいかなって思って。」
さすがにアリスたちもそれには引いていた。
よかった…加奈は料理の腕はいいのだが少し抜けているところがある。そこがなければ
かわいくて、おとなしい嫁にしたい女ナンバー1なのにな。
話をしているうちに学校へ着いた。
・・・・校門前・・・
何やら校門の前が騒がしい、見に行ってみると3人の男子が女子生徒にちょっかいを出しているらしい。
よく見てみると入学試験の時にいた奴だった。
俺たちの学校は男子の入学基準は優しいほうだが、見た目が派手だったり、性格が暴力的だったり。
そんな奴らは入学できない。それを逆恨みしてちょっかいを出しているらしい。
一人男子生徒が止めに入ったがどこかのお坊ちゃまらしく殴られて逃げていった。
さて俺が行くかな…
俺が行こうとしたとき後ろから護が話しかけてきた。
護 「俺も行くぜ、3人相手で一人はきついだろう。」
徹 「よし、行くぞ!!」
今度こそ行こうとしたときまたもや邪魔が入った。
俺と護を乗り越えて不良たちを殴り倒した。
俺はその娘の顔に見覚えがあった。
さすがに女の子の力ではそれほどダメージは与えられないらしい。
俺たちも今度こそ、本当に参戦した。
俺と護は息がぴったしだった。
左右の二人を膝で蹴り飛ばし、真ん中のリーダー的なやつを殴り飛ばした。
吹っ飛んだ奴はまだやる気らしく俺たちに向かって走ってきた。
徹 「護!!ラストだ!!」
護 「おうよ、全国の可愛い子ちゃんのために!!」
……
徹 「俺と!!」
護「お前との」
徹・護「ダブル!!」
徹 「友情パンチ!!」
護 「ダブルぱんち!!」
俺と護のダブルパンチで完全にノックアウトになったらしい。
徹 「護、何が全国の可愛い子ちゃんだよ。」
護 「悪いかよ。」
久々の喧嘩だった。俺たちは不良じゃなっかたしあまり経験はないけど。
美月「お久しぶり!というか昨日ぶり!」
さっきの謎の女の子の正体はハワイで増えた嫁の一人、美月だった。
彼女は明と似たタイプだ。違うとしたらちゃんと女の子らしい身なりをしている。
明 「お久しぶり!美月じゃん。」
徹 「もしかして転校してきたのか?」
美月「うん、お父さんが夫のそばにいなさいって。こっちの別荘が近いからそこに住んでる。」
ミコト「私も一緒に住まわせてもらってます。」
徹 「今度遊びにいくよ。」
アリス「そろそろ引き上げたほうが」
その言葉も遅く先生につかまってしまった。
当然俺と護は校長室に連れて行かれた。
俺たちは雷を落とされると思いびくびくしていた。
しかし、起こられるどころか感謝された。
校長 「助かったよ、あいつらは最近このあたりの特別学校の生徒に暴力や恐喝をしていた
やつらだったんだよ。このさわぎはもみ消しておくから。あと、帰りにお礼を渡すから
校長室へよってね。」
徹・護 「…はい…。」
俺たちは何が起こっているのかわかってないような顔をしていた。
廊下に出るとさっき襲われていた女の子たちがまっていた。
生徒A「さっきは助けてもらってありがとうございます。あの男世り徹さまや護さまの方が
頼りがいがあります。」
生徒B 「ありがとうございました。」
俺と護は朝の出来事で一躍有名人になった。
昼休みには被害にあっていた女の子からお礼が俺と護の机に積まれていた。
最終的には机の姿は消えていた。
一番驚いたのはお礼の品に馬が届けられたということだった。
てかどこから届けさせたんだ…?
護 「徹!!助けてくれ今虎に追っかけられてるんだ!!」
そう叫びながら護が全力疾走してきた。
後ろからは虎の着ぐるみを来た女の子が本物のホワイトタイガーにまたがって
こちらに迫ってくる。
徹 「おい、こっちにくるな~!!」
俺と護はと中で二手に分かれた。
虎はもちろん徹を追っかけていくと思っていた。
しかし虎は護ではなく俺をおかっけてきた。
女の子もどうやら俺目的らしく目をハートにして追いかけてくる。
徹 「なんで俺なんだー!!護を追っかけてたんじゃないのか?」
着ぐるみの女の子 「護様を追っかけてたら徹様に会えると思っておかっけてただけです。」
徹 「なるほど、って納得してる場合じゃなかった。」
俺はとうとう袋小路に入ってしまった。
着ぐるみの女の子「徹様、私とも結婚してください。」
ホワイトタイガー「グルルルル」
徹 「わかったから、わかったから放してくれ。」
俺はホワイトタイガーに抱きつかれ顔をなめられていた。
着ぐるみの女の子 「メルト放せ。私の名前は美弥だよろしく。」
徹 「よろしく…」
また増えてしまった。これで10人も嫁が。やばいこれはやばいぞ。
このまま増えたら、経済的にもやばい。
今の俺の立場は立花家党首であり美月家の党首でもある。
だからある程度は問題はないのだが。さすがに20人が限界でだろう。
一番多い嫁を持つ男でさえ12人もいる。
一昔前のアフリカの家族のようだった。
マリア「徹、また嫁を作ったな。」
加奈「まだ増えるんですか?」
ジェシカ「まるでどこかの王族ですね。」
春香 「またライバルが。」
明 「増えましたね」
アリス 「まあ一番は私がとりましたけどね。」
加奈 「は、はじめてはまだ誰もしてませんよ!!」
ものすごい発言がまさか加奈の口から出てくるとは思ってはなかった。
俺の10人の嫁に47人の愛人そして虎一匹の暮らしが始まった。
今回も嫁を登場させてしまいました。
突然の思い付きで嫁を作ってしまう。
この先どこまで増えていくのだろうか。
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