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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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暗殺者のナダリー

「「おはようございます」」


「おはよう、マリー、リリー。いつまこんなに早くから働いているの」


マリーが返事もせずにダリアの元に駆け寄る。

「ダリア様、今日もお綺麗です。どうすればいつもお綺麗で入れるのですか?」


「コラ!! マリー。そう言うことは聞いちゃダメってお姉様から言われているでしょう」

「良いでしょう、リリーは硬いんだから」


リリーが部屋を見渡す。

「それより、ダリア様。タツキ様はどちらに?」


「おいで」

リリーとマリーを呼んでベランダに来る。


「ほら、あそこ」


ダリアが庭を指差す。


「「あ?」」


俺のいつもの日課の素振りをしているの見せる。


「タツキ様はお姉様の剣術の先生と聞きました。そんなに強い人でもいつも練習しているのですか?」


「そうだね。強いからかもね」


2人が?を出してダリアを見る。


「マリー、リリー。一緒に迎えに行こう」

「「ハイ!」」


その日の昼、ミライザと昼食を取る。


「ミライザ、1度街中でポーション等を買いたいと思ってる。


今日は何処かに行く予定等有るかな」


「私は職務があるので1日屋敷におります。


誰か。ナダリーを呼んできて」


少しするとナダリーと呼ばれたメイドが来た。

「ナダリー、今日タツキさんとダリアのお供をお願い。買い物をしたいらしいの。


案内をお願いね」

「かしこまりました」


ナダリーに案内をお願いして買い物にくる、最初に薬師のお店にくる。


「ここは質と料金に定評の有るお店です」


「うん、じゃ入ろうか」

中に入ると店番のおばさんがいた。


「おやナダリーじゃない。何のようだい?」

「お客様をお連れしました」


そんな会話の中で俺とダリアが商品を物色して、神目を使い品質を確認する。


「貴女が店主でいいのか?」

「何? お兄さん。欲しい物でも有るのかい?」


「ああ、箱で買いたい。つかってもいい箱は有るかな?」

「ハイよ」


カウンターの中に合ったから箱を二つもらう。


マジックポーションは全て料金が一緒なので品質が良い物だけ箱に入れていく。


もらった箱は2つ。約40本のマジックポーションを買う。


「なあ、この箱も売り物で良いのかい?」

そう言って隠すように置かれた箱を指さす。


「ほ? あんた達、鑑定持ちかい?

さっきから物が良いものしか選ばないね」

「そうかい。俺達は他国の出身だ。今までいた国では露店でポーションを買う、嫌でも目利きになるさ」


「そうかい。気に入ったよ、その箱はヒールポーションだ2箱売ろうじゃないか」


蓋を開けて物を確認。

「ありがとう。この箱も買うよ」


店を出てナダリーにお礼を伝える。


「ナダリー、良いお店を紹介してもらってありがとう。


助かったよ」


「いいえ、私は仕事ですから」


「そうか、それで俺達はあんたの仕事の対象か?」


ナダリーの顔に緊張が走る。


「なあ、あの屋台は何を売ってる屋台だ」

突然指を指して聞かれた事にナダリーが驚いていた。


「あれは、グリーン蜥蜴と言われるモンスター肉よ。結構歯ごたえもあって美味しいよ」

「そ、なら食べながら話そうか?」


ナダリーの緊張とは関係無く、ダリアが楽しそうに肉串を食べる。


「ナダリー、そんなに警戒しなくて良いぞ、アサシン何て最終的な依頼がないと動け無いんだろう。


そんな事をしてると人として苦しくなるよな。大変な仕事だよ」


ナダリーの雰囲気がガラッと変わる。


「貴様、誰に聞いた?」


「ねえ、もっ1本買ってきていい?」


「行ってらっしゃい」


ダリアは話しより食べ物らしい。俺とダリアの緊張感の無い態度により警戒をあらわにする。


「誰にも聞いていないよ。


どんなに隠しても強者の独特の動きと魔力は誤魔化せない。


その上、メイドの仕事を覚え尚且つ一流の対応をする。そんな器用な奴に多いのはアサシン位だ」


ナダリーの緊張感が最高潮にたっする。


「そんな怖い顔しないの。


ハイ。


ナダリーも食べよう。お腹減るとイライラして悪いことしか考え無いでしょう」


ダリアが、何も気にすること無く肉串をナダリーを渡す。


「貴方達は何者ですか?」

ナダリーが少し諦めたように聞いてきた。


「俺達は冒険者だよ。

ミライザの友達だと勝手に思っている」


「勝手に?」


「うん、私達海を見た事が無いの。

どうしても海見たくてさ。2人でミライザについてきたの」


「海? え? そんな事で命を落とすような事を受けたのですか?」


「え、命を失うつもりは一切無いよ。


何時も食事に入る毒は全部寄せてるしね。そうそう、昨日の夜に襲ってきた人は全部倉庫の地下に置いてるからね、後で持って帰ってね」


「あんな下手な連中に狙われてもな。子供の遊びとしか思わないよ」


俺とダリアの反応にナダリーが呆れて笑い出してしまう。


「アハハ。もう、やになるよ。


誰だよこんな強い奴連れてきたの、私達の失敗じゃないか」


「なんだ、駄目だったのか?」

「だから言ったじゃん、お兄ちゃん気にしなすぎ」


「え、いやダリアだって」

ナダリーが俺とダリアのやり取りを見て疑問に感じたんだろうな。


「なあ、2人は夫婦じゃ無いのか?


お兄ちゃんって。ちょっと気になるんだけど」


「夫婦だよ。ダリアは唯一の存在だよ」

「そうだね、お兄ちゃんって呼んでるけど、本当の兄妹じゃないから。


私はちゃんとお兄ちゃんの妻だよ」


「結局、お兄ちゃんかい!」


ナダリーが少し怒る。


「フッ!!」


ナダリーの顔が急に優しくなる。

「2人には呆れるよ。なんだよ夫婦なのに兄妹みたいって、紛らわしい。


ダリア、私はタツキが気に入った、私もタツキが欲しい」


「ウ! マーチ2世あらわれる。


ハッキリ言っておくよ、お兄ちゃんは私だけの存在なの。


他を当たりなさい」


「嫌、でもお兄ちゃんなんでしょ」


「駄目よ(怒)」

ダリアの本気の怒りをナダリーが肌で感じたようだ。急に土下座してダリアに謝罪した。


「わかったのなら許してやるよ。2度と私を怒らせるなよ」


ダリアの本気は俺でも恐い、なれてない他の人ならなおさらだろう。


「ハイ」

それがナダリーがダリアに忠誠を誓った瞬間だった。


「姐さん。今日1日、今日1日だけ自由に動いてもいい?」


「なにするの?」


「けじめ、けじめをつけてくる」


「一人で平気?」


「屋敷に戻れたら、助けて下さい」

ナダリーが頭をさげる。


「しょうがないね。

お兄ちゃん、ナダリーを仲間に入れる?」


「ナダリー、俺達はメルボルン立国を追い出された身だ。それでも一緒に来るのか?」


「ハイ。私もアップルランドの第一王子を裏切ります、その位の覚悟は決めます。


ミライザ様の屋敷は問題ありません。流石に第一王子と言えど手は出せません」


「そうか。なら俺達も付き合うよ。


アップルランドの王族の顔も見てみたいしな」


「やっぱりお兄ちゃんだね。


私も見てみたいから付き合うよ、屋敷ならどのみち護衛はいるでしょう」

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