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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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アップルランド 第4王女3

馬小屋の脇の小屋に入る。意外にもきちんと整理されて、いやな雰囲気もなかった。

「ミライザ、マジックポーションだ飲んでおけ」


「え、そんな高い物を?」


「いや、高級品じゃ無い。メルボルス立国で普通に露店でも売ってるやつだよ」


「あ、あの? 


メルボルス立国ではヒールポーションやマジックポーションって露店でも販売せれてるんですか?」


「え? アップルランドでは売っていないの?」


お互いの常識の違いに軽く戸惑いを覚えてしまった。


アップルランドではギルドや大商店が主にヒールポーションを独占で販売。マジックポーションは原則、薬師が販売を独占している。


結構高値で取引されているらしい。


みんな怪我をした時は教会でお布施を払い見てもらうのが一般的なのだと言う。


ここまで来ると少し面倒に感じてしまう、もっとポーションを沢山持って来れば良かったそう思ってしまった。


夜、晩御飯をどうするか話し合っていた。アップルランドは野菜が凄く安いだが、肉が高い傾向に有る。


おまけに調味料の違いもあり今日はミライザに作ってもらう事になった。


夜はダリアと交代で寝る。


夜、あからさまに回りの空気が変わり過ぎる。昼は大人しく過ごしている連中の動きが活発になり、殺気を放ちうろつき始める始末だ。


ミライザの滞在が残り1週間となり、ミライザのトレーニングにも力が入る。


ミライザは風属性と火属性の魔法が使える事もわかり、属性魔法を剣に乗せるトレーニングも合わせて行う事になる。


「ミライザ、オーガが行ったぞ。そいつで最後だ」


「ファイアーソード」


ミライザが自分の剣に炎を纏わせオーガを斬る。


「はぁはぁっ


やったー。初めてオーガに勝てたぁ」喜びにうち震えている。


「ダリア、先にミライザとダンジョン出てて」

「お兄ちゃんはどうするの?」


「30階層に行ってくる」

「え、いーなー。ダリアも行きたい」


「ダリアは明日行っておいで、ダンジョン内いだ、何時でも復活するでしょう。


それと今日はダリアが晩飯当番だよ」


ダリアが不満そうにしながらミライザを連れて帰る。俺は一人でオーガの階層進み、30階層にくる、オーガの階層からほとんど他の冒険者に会うことか無い。


みんな10階層で止めるらしい。


30階層のボス部屋に付く、中に入るとヒュドラと呼ばれるモンスターが手ぐすねを引いて待っていた。


「なんだ、めったにここに人が来ないからか腹でも減ってるのか?」


ヒュドラを見ながら日照を出す。


ヒュドラが鎌首を持上げる、九つもある首を一つ一つを落とすのが面倒で、首の付け根近くに飛翔を飛ばす。


「双・飛翔」


上下に飛翔を分け飛ばす。


首の付け根部分を上手く切り裂きヒュドラとの対戦を終える、ヒュドラの倒れた後に魔石と黄金に輝く石を発見。


神目を使い見る。黄金に輝く石はゴールド・ファイヤー・オパールと言う物凄い貴重な魔宝石らしい。


火魔法を扱うことが出来る魔宝石で、ここアップルランドでは王族のみに許される宝石の一つなのだと言う。


ゴールド・ファイヤー・オパールと魔石しまい奥に入ると宝箱を発見。


罠も無いので開けるとマジックポーション上級が15本も出てきた、この国の人からしたらマジックポーションの方が宝石よりも嬉しいかもね。


次の日は俺がミライザを見てダリアが30階層のボスに挑む。


ダリアが倒した時はシルバーダイヤモンドと言う魔宝石が出て、ヒール、キュウアを扱う魔宝石と判明。ダイヤも宝箱を発見し開けたところミスリルの塊を見つけたらしい。


ミライザがダンジョンの町を出る時、不要な物を売りお金に切り替える為に、ギルドの出張所に来てオークの魔石、オーガの魔石、オーガ(ダンジョンプレゼント)等を全て売る。


町を出る前に野菜を結構大量に買い込んでからアップルランドの王都を目指す。


ミライザにも正式なメイドや専属騎士達がいたらしいが、ダンジョンに向かう際お供は全て無しで行く事に決まったらしい。


現地で自分で人を雇ったり部下を持つのは良いと言われたようだ。ミライザは子供の頃から騎士達と訓練をしていたらしく、ある程度の強さを持っている。

今回はそこに漬け込まれたらしい。1週間程してアップルランドの王都に付く。


思ったよりも発展し綺麗な印象を受けた、ミライザが貴族達が通る門に真っ直ぐに向かう。


「待て、ここは平民の通る門では…


失礼しました。皆様お通りください」


突如、門があき馬車を入れる。

荷台に乗る俺達をチェックするわけでもなく中に入った。


そして真っ直ぐに屋敷に向かうが、そのでかい屋敷に驚きを覚える。


ミライザって本当に王女だったのね。でかい門、すぐ目の前まで綺麗な庭があり噴水まで完備され御屋敷だ。そしてその屋敷の余りにでかさに、敷地でなく建物自体のでかさに驚いてしまった。


ミライザが屋敷に付くと直ぐにメイドや執事達が並び始める。


「お帰りなさいませ」


その言葉を合図にみんな一子乱れぬ動きで頭を下げる、それも誰一人として同じ角度だ。


「ただいま戻りました。


後ろの2人は私の剣術と魔法の先生として私が雇いました。


そそうの無いように」


一人のメイドが頭をあげる。

「承知いたしました。専属の者を一名付けましょう」


「なら、リリーとマリーを付けてあげて」


メイドの顔が少し曇る。

「かしこまりました」


ミライザが俺達を見る。


「さあ、お入り下さい。今日から少しゆっくりとできます」


神目で見る限りミライザに本当に忠誠を誓っている者が4人。


後はただのメイドや執事とて働いている者が大半。


判断がつかな者が2人。一人は確実にアサシンだ、器用に色んな仕事をこなすのは大したものだ。


屋敷に入り部屋に案内される、その後2人の子供が来た。

「恐れ入ります。タツキ様とダリア様のお手伝いをするように仰せつかりました」


「リリーです」「マリーです」


そう言って2人が頭を下げる。


「よろしく、俺がタツキだ」


「よろしくね、ダリアよ」

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