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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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アップルランド 第4王女2

ミライザがそのままダンジョンの町に戻ると言う事もあり俺達も宿を出る事をブッカンに伝える。


ブッカンがニヤニヤと笑い弁当を持たせてくれた。正直にブッカンに少し文句でも言おうと思っていたが、弁当につられてしまいそのまま許してしまう。俺も食い意地はってるな。


それからミライザと会う、ミライザは自分で馬を連れ荷馬車に乗って移動したいたようだ。


そこに冒険者達が現れる。


「若旦那、姐さん。何時でもまた戻って来てくれ、俺達は大歓迎だ」


「助かるよ、何かあったらよろしくな」


「「「ハイ!!」」」


ダダントの町をミライザの荷馬車で移動中する、途中ミライザが不思議そうに冒険者達の事を聞いてきた。


「タツキさんとダリアさん。何をされている方何ですか?」


「え、私達。普通の冒険者だよ」


「そうなんですか。でもあの荒くれ者で有名なダダントの冒険者達から、若旦那や姐さん何て慕われていたみたいですけど」


「ちょっとね、きちんと躾をしただけよ」


「え、それだけですか?」


「そうよ」


荷馬車に揺られながら進んで行くと途中で、盗賊達に囲まれる事態が起きた。


凄く統率され、馬の扱いにもなれた連中だ。見た目は盗賊だが、騎士や軍の動きに近いと思ってしまう。


俺が馬車の荷台を降りて盗賊達に向かう。


「何も取るもの無いぞ、俺達しかいないし荷物もつんでない。わかったら帰れ」


盗賊の棟梁のような男が来た。


「そうか。だが、はいそうですかって帰る盗賊がいるとでも思っているのか?


まして女2人も乗っている、良い金になるだろう」


「そうか、なら相手をしようか。

一応手加減はするが死んでもうらむなよ」


練習用の硬木剣を出してかまえる。

不思議と俺のその姿を見て馬鹿にする者がいない。


「光壁」


馬車をおおうように光の壁を出すと、それを見た棟梁らしき男が笑う。

「なんだ、用心深いな」


「お前ら用じゃない。気にするな。


それよりかかって来ないのか? 来ないなら俺から行くぞ」


馬車を囲むようにいる盗賊達は一向に動く気配がない、かといって応援を待っている様子も無い。


時間の無駄に思えて、脇の木に向かいスラッシュを飛ばす。


「スラッシュ」


ザッパッン!!  ドスン!!


俺のスラッシュで木が倒された、それを見ていた盗賊達が馬車から離れる。


「少し、警戒心がわいたか?」


「わきすぎだ、なんだあれは?」

棟梁が困惑している。


「死んで行く奴らに関係無い」


少し前に出ると盗賊達が乗っている馬が恐れるように嘶き、人を乗せたまま逃げ出してしまった。


それを合図に盗賊達が逃げ始めると、それを見ていたミライザがポカンと口を開けて驚いていた。

「ミライザ、盗賊もいなくなった。行こうか?」


「は、はい」


それから、ミライザからスラッシュについて質問責めに合う。何とかダンジョンに入ってからと押し退けて落ち着かせた。


ダンジョンの近くに来ると完全に町のようそうだ。

ミライザ曰く、ダンジョンが発見されてから冒険者が増え、冒険者目当ての商人が集まりいつの間にか自治が出来たのだそうだ。特に管理する貴族もなく時々国の騎士達が見回りにやってくる位らしい。


ミライザについて馬小屋に馬を入れる。

ミライザは宿は停まっていなく、この馬小屋の隣の小屋で寝起きしているらしい。


ミライザは稼ぎの全てを新しい領地に使いたいらしくかなりの節約をしているのだと言う。


「ここのダンジョンに名前は有るの?」

ダリアが早くも興味津々とばかりに話を聞く。


「ハイ、落日と言う名前です。


階層は最大30階層。まだ、誰もクリアしたものはいません。


低階層はスライムからオークまで、中階層から先はブルーオーガ、レットオーガが出ます。


そしてボスは九つの頭を持つ蛇のモンスター。ヒュドラがいると噂になってます」


「そうか、ミライザが疲れていないなら早速ダンジョンに入ろうか。


ミライザは何処まで潜る?」


「私は10階層がギリギリです。オーガは強すぎて対処出来ないです」


ミライザをともないダンジョン落日に入る。ダンジョンは迷宮形、部屋は各階層ボスの部屋だけらしい。


俺達は各階層にボスがいるダンジョンが初めてで少し興味を持った。


「あの、タツキさん。武器は持たないのですか?」

「武器? いらないよ」


ミライザが少しガックリと肩を落とす、どうやら全て自分で全てを倒すのだと思ったらしい。


モンスターが出てくる。グリーワーム。


30cmに満たない動きの鈍いモンスターだ。


「ミライザ、盗賊達の時に出した技を見せる」


「え? 武器持たずに?」頭を抱えて俺を睨む。


右手にスラッシュを纏わせる。


「いいか、あれは魔力を刃にして飛ばす技だ。剣だけでなく手や足に乗せる事も出来る」


グリーンワームに弱いスラッシュを飛ばす。


ドガン!!!! 


だが、威力が強すぎたみたいでダンジョンの床に穴が空いてしまった。


「ブッ」「ゲホゲホ 何をしたのですか?」


「悪い、かなり加減て出したんだけど強すぎた」

「魔力を武器に乗せない方がよろしいのでしょうか?」


ミライザが少し混乱したように質問してきた。


「いや、武器に乗せるのが正しい。


ただ、俺が武器に乗せて放つとこのダンジョン自体を壊しそうでな」


「あ、そう言う事でしたか。確かに木を斬り倒した時の威力はもっと凄かったですもんね」


「さ、練習だ。魔力を剣に纏わせろ」


「ハイ」


ミライザが剣を両手に持ち魔力を剣にためる。


「その魔力を刃物のように尖らせろ」


「ハイ」


ミライザが魔力を剣にあわせ一生懸命に尖らせる。


が、上手くまとまらずに散ってしまう。それから、何度何度もやるが上手く行かずに魔力がつきてしまった。


「ミライザ、今日はダンジョンを出るぞ。魔力切れじゃ仕方ない」



      ◇◇◇◇◇◇◇


いつも読んで頂き有難うございます。

読んで頂いている方がいると思うとモチベーションがあがります。


この小説を読んで「面白かった」「もっと読んでも良いかも」と感じて頂いたら↓☆を★に切り替えて頂いたけると有り難いです。


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