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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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審判の塔3

パンケーキのお店を後にして、ポーション等を売ってる店に来る。


ヒールポーション、毒消しポーション、マジックポーション等を買い込む。それから木皿、木コップ等を買う。


その後、八百屋、肉屋を回り野菜等の食材を大量買いしてから穀物を扱うお店に来た。


「おばちゃん、米有る?」


「有るよ。こっちが古米、こっちが新米だよどっちが良い?」


「大量に欲しいから量はどっちが多い?」


「う~ん。なら、古米を3袋でどうだい。新米の半値だよ、1袋で60kg。1つ4500リンでどうだい」


「買った、そうするよ」


買い物が終わりお店の外に出ると、パンケーキのお店で文句を付けて来た女の子3人組がいる。


3人組を無視して他のお店を見てまわり出店で肉串を買い公園のベンチにすわる。


「だいぶ買い込んだね。どれ位持つかな?」


「どうだろうね。体力勝負だし、魔力の回復に必要な食材から減っていくから良くもって4ヶ月位だね」


そんな話をしていると公園の反対側に3人組が現れる。


なんかしつこい、そう思っているとまわりに兵士が数人いる。要は人海戦術で俺達を追っていたのね。でも、女の子3人組も兵士も尾行が下手くそだ。


分かりやすく付いて来るので、こいつらをまく気も無くなってしまった。でも面倒臭いので少し脅す事にした。


「ねえ、お兄ちゃん。やっぱり面倒だね」

「同感。いつもこんな感じじゃたまらないね、ちょっとギルドに寄ってお仕置きだね」


肉串を食べた後でギルドに向かって歩く。その際、3人組の横をなに食わぬ顔で抜けていく。


3人組の女の子は相変わらずこっちを睨んでいた、歩きながら時々お店を覗き込みつつギルドに向かう。


受付のお姉さんに声をかけられる。


「あら、タツキさんにダリアさん。今日はどうされたのですか?」

「うん、ダンジョンダイブも少し疲れてきたから王都観光を満喫してました」


「え? ひょっとして王都に来てからダンジョンに入りっぱなしだったんですか?」

「そうなんです。やっぱり王都観光は楽しいですね」


お昼前にギルドに来た事もあり、暇していたお姉さんと長々話しをしてしまう。


「あ、忘れる所でした。闘技場を借りたくて来たんです」


そう言って手続きを行う、受付で闘技場の利用手続きを終えてから闘技場に入る。我々が受付でグダグダとしていた間に女の子3人組に何人かが合流していた。


闘技場に入り硬木剣を出して素振りを始めると女の子3人組が入って来た。そこに少し年上の女性が数人まじっていた。


そして何をするわけでも無くこっちを見ている、その姿にダリアが呆れたように声をかける。


「ねえ、あんたらさ。

いつまで私らの後を付けてくるの?


いくら私達を追っかけても何もでないよ、それともサインでも欲しかったの?」


その聞き方が、ダリアも流石に嫌気が差して物凄く不機嫌な聞き方だった。その聞き方が気にくわないのか戦士風の女の子が剣を抜く。


「お前がバスケット様に色目を使うからだろう。

それがどれだけおこがましいか私らが教えてあげようと思って来たんだよ」


年上のお姉さんが女の子達の前に出る。

「お前達は少し黙ってな」


戦士風の女の子をなだめる。

「突然ですまない。私はこの子達の教育係りだ。バスケット様は我々の主でな、事実を確認しないといけない。


いくつか質問してもいいか?」


「なぜあんた達の言うこと聞かないといけないの?


それにバスケットだかビスケットだか知らないけど、そんなに気にしないといけないなら首に縄でも付けて飼っていたら良いんじゃないの?」


「「「貴様!!」」」


「安い挑発に乗るじゃ無いよ」

お姉さんが3人を睨みつける。


「なあ、我々も暇じゃ無い用が無いなら帰ってもらえるか?」


段々と面倒臭くなって俺が間に入る。


「あんたは?」

お姉さんに声をかけられた。


「パーティーメンバーだ。

うちのメンバーがいつもイチャモン付けられて正直に腹が立っている。


冒険者同士のいさかいは禁止されている。だが、パーティー同士の対戦は禁止されていない」


「そうなのか?」


「あんたは冒険者じゃないのか?」

「ああ、こいつらは冒険者登録をしている。だが、私はこいつらが所属している兵団の小隊長だ」


「そうか、なら知っておくべきだ。

冒険者のパーティーの対戦は立場に関係無く相手が亡くなっても責任を負わない。


高々平民の冒険者にやられた等とプライドが気になるなら対戦しない事をお勧めするよ。


ギルドにはそっちの3人との対戦の話をしてある。間も無くギルド職員と立会人が来る。


やめるなら今のうちだ」


そこにサンゼッテとマックロックがやってきた。


マックロックが兵団の人間に不機嫌に文句を言う。

「なんだ? 私もそれなりに忙しい身だ。お前達、何をやっている?」


お姉さんと女の子3人が平伏する。


「おや、タツキにダリアじゃないか? 何かこいつらがしでかしたのか?」


「タツキ!! ダリア!!」

お姉さんが驚いてこっちを見る。


「マックロックか。まさかあんたが来るとは思わなかったぞ」


「嫌々、タツキ達の頼みなら直ぐに来るぞ、それと先だってはすまなかったな」

「いいよ。楽しんでもらえたらよかったよ」


「マックロック様。先程タツキとおっしゃいましたが、あのタツキ殿ですか?」


お姉さんが割ってはいる。

「そうだよ。お前の憧れの急襲隊のタツキだ」


「た、大変失礼いたしました。

この馬鹿達は私がきちんと話をしておきます」


そう言って土下座してしまった。


「我々はタツキ達と話がある。お前達は用がないならもう戻れ」

「は、はい。


ありがとうございます」


「おい、行くよ」

お姉さんが女の子達を連れて戻る。

女の子達は納得行かないといった顔をしていた。その後この女の子3人組はそれからギルドの出入り禁止が決まった。


いざこざが終わり、我々はダンジョンのセキュリティゾーンに戻って来る。やはり誰もいない静かな環境が良かったりもする。


何もすること無くベットに横になり一人でゴロゴロとしていると、1人でミノタウロスの階層に入っていたダリアが戻ってくる。


「お兄ちゃん、見て!」


そう言ってマジックバックから取り出しのはミノタウロスの肉の塊だが、見たことのない部位だ。


「ダリアそれは?」


「ジャン。他にも。

多分だけど、プレゼントの中味は一種類じゃないよ。


私達、この審判の塔に愛されてるかも。フフ」

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