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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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ダンジョンプレゼント

翌日、ダンジョンに入る前にギルドによってオークの魔石を卸すと受付のお姉さんに声をかけられた。


「オークの階層ですか。早いですね。何階層まで行きました?」


「まだ13階層です」


「たった2日で13階層ですか? やはりルルダンル経験者は違いますね」


ギルドのお姉さん曰く。審判の塔はモンスターの数が異常なほど多いのだと言う。

ルルダンルの初級ダンジョンを知らないと、途中で武器が使い物にならず辞めてしまう人が多いのだとか。


その為か、ダンジョン近くには武器と防具の店が多くあるらしい。そんな話をしていた我々の後ろから疲れきった顔のパーティーが来て、他の受付で話を始めた。


「今日は14階層の中程まで行けたよ」


「凄いじゃないですか。ここ最近では久しぶりに聞きました」


すると回りがガヤガヤと騒ぎ出す。


「14階層? 自殺行為だ」「あり得ない、不正でもしたんじゃねぇのか?」


等々だった。


要はあんな数のモンスターを倒して階層をあげる事自体がおかしい事なのだろう。そう思いつつ、我々もダンジョンに来た。


今日から14階層~16階層オークジェネラル、17階層~19階層オークキングの階層を攻めるつもりだ。


推奨されるレベルは55以上。


20階層から先はレベル60以上だ。


ちなみにダリアはレベル50、俺はレベル 52だ。


14階層~19階層の間でレベル60になることが目標だ。14階層の中に入ると中は、雑木林の階層だった。

神目を使い索敵を開始、かなり広い範囲にオークが散乱している。


「ダリア、だいぶあちこちに別れている。どうする?」


「それは勿論、全部倒すよ」


何かノリノリだけど何かあったのかいね?


索敵で見つけたオークをダンジョンの端から端まで歩き仕留めていき、ダンジョンの中程にきて一旦休憩する。


「お兄ちゃん、今日は戦いやすそうだね」


昨日までのような疲労感がなく、元気にしている為かダリアがニコニコとしている。


「ああ、今日は16階層まで行けそうだよ。


奥に1匹、強いオークがいる。あれがオークジェネラルかもしれないね」


休憩を終えてオークを探す。雑木林の中を単体で歩くオークをきちんと1匹づつ倒して行き、念願のオークジェネラルだけを残すようになる。


オークが160cm位、オークジェネラルが170cm位か。オークと比べ物にならない位に筋肉質で手に大剣を持ち威風堂々としている。


オークジェネラルは少し開けた空き地おり何やら食べていた。


日照に魔力を込める。


「双・飛翔(ダブル 光スラッシュ)」


光の鳥が2羽飛び出しオークジェネラルに狙いを定める。


咄嗟の事について行けなかったオークジェネラルの首と腕をはね飛ばしオークジェネラルを倒す。


日照が完全に俺の支配下についた事もあり、飛翔の力が上がった気がした。


「やったね!」


ダリアが手を出して来たのでハイタッチした。


オークジェネラルの魔石を取ろうした所で肉の塊を発見。良くわからないが魔石と一緒にマジックバックにしまう。


続けて15階層に入る。この階層は迷宮のようになっており部屋等は無く通路だけが続いていた。


通路をまんべんなく回る、通路で会うオークを倒しながら進むと最終的に部屋がある事がわかった。


この3部屋がボス部屋なのだろう。


ダリアと交互にボス部屋に入りオークジェネラルを倒す。

するとダリアも先程の肉の塊を見つけたらしく、次の階層の入り口で見せてくれた。


16階層に入る。


ここは草原エリアだった。何も隠す物がなくお互いの姿を確認することが出来る。


索敵すると各グループにオークジェネラルがおり、それぞれのグループを率いているみたいだ。


これは乱戦になる、そう覚悟した。案の定、一つのグループと対戦を始めると回りを囲まれてしまい一気に対戦が難しくなる。


まあ、こんな事は慣れっこだけどね、光壁を出して俺達を覆う。


「流星群(光槍の雨)」

光の槍が頭上高くに現れると勢い良く降り注ぐ、この階層全体に光の槍が突き刺さる。


逃げ惑うオークの群れもむなしく全て魔石とかした。


「凄いね、お兄ちゃん。これも日照の能力?」


「そうだね、だいぶ魔力を消耗するけど凄い威力だったね」


「でも、光壁も凄いね。あれだけの光の槍を受けて傷すらつかない何て、たいした物だね」


「そう? そう言うダリアも氷の鎧も凄くない?」


「あれねお気に入りなの!! 月照の力を上手く使うのにまだまだだし、あの状態が一番使いやすいかな」


そんな話をしながら魔石を拾い集めているとあの肉の塊を発見、今日だけで肉の塊を6個も拾ってしまった。


ギルドに戻り今日の分の魔石を卸す。その時に肉の塊について話を聞く。


すると受付のお姉さんから少し待つように言われる。一度奥に入ると、受付のお姉さんがサンゼッテさんと一緒にくる。


「タツキ、ダリア。ちょっと来てくれ」そう言われて別室に入る。

誰もいない事を確認して椅子に座る。サンゼッテさんが困った顔をしている。


「二人とも今日は何階層まで入った?」


「16階層までです」


「そうか、所で肉の塊についてだ。


それはダンジョンプレゼントと言われる珍しい現象でな。


マーチとマリア以来だ、数年ぶりの事だ」


「「ダンジョンプレゼント?」」

「そう、通常のオーク肉と比べ物になら無い位に旨い。


だから買い取りの値段が違う。それとこれが取れたと言う事は、14階層より上に入った者がいると証明することになる。


何せオークジェネラルやオークキング以外からは発生しないからだ。


貴族どもの好機の目にさらされる事になる」


その後話し合いを続け王都のマタベリア辺境伯家とウエイト バルス ラッツ公爵家が極秘で買い取る事なった。


少しでも高階層に入った者の情報を流さない為だ。

ありがたい事だが、マタベリア辺境伯とウエイト宰相に借りを作る事になるのがどうも気になる。

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