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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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各々の成長

翌日、ギルドのお姉さんの付き添いでダンジョンの入り口にくる。


入り口を守る兵士に推薦状とネックレスを見せ、ダンジョンの入り口にある魔石に魔力を登録する。


「お、珍しいな80階層まで許可が出ている」


様子を見ていた兵士がそう言って俺とダリアを見る。


「2人共に80階層か? 夫婦なんだな。

珍しい。たが良いか絶体に最初の階層から入れよ。後悔するぞ」


「わかった。2人共に80階層はそんなに珍しいのか?」


「ああ、2~3年に一回だ。でも、本当にそんな高い所にいけるやつはいない。


大体が29階層が限界だよ」


「そうか、教えてくれてありがとう。


無茶はしないたちなんだ、安心安全がもっとうだよ」

そう言って笑いながらダンジョンに入る。


一階層はゴブリンの階層のようだ。


ルルダンルの初級ダンジョンのように兎に角数が多い。各集落に別れてはいるがその集落に2~30匹はいる、それが15個もあった。


久しぶりにこれだけの数を倒した事もあってか、レベルが上がった。


ダリア ビンセント


17歳



ギルドランク C

レベル50


最大HP5020


最大MP6980


スキル 剣術(スラッシュ.ストッシュ.ダブルスラッシュ.クロススラッシュ.パリィ)  弓術 格闘術 治療術


取得魔法 身体強化 魔法強化 魔力調性 生活魔法 氷魔法 回復魔法


タツキ ムルシア


19歳



ギルドランク C

レベル 52


最大HP5770


最大MP7741


スキル 剛腕  瞬足 剣術(スラッシュ.ストッシュ.ダブルスラッシュ.クロススラッシュ.パリィ) 格闘術 裁縫 精神耐性 神目


取得魔法 身体強化 生活魔法 隠匿魔法


まあ、レベルをきちんと確認してない俺達が悪いかもしれないが、2人揃ってレベル50をこれているとは思わなかった。


人族のレベルは最大99だと言われている、と言う事は半分を越えたと言うわけだ。2人揃ってまだ二十歳前だと言うのに、伸び盛りなのだろう。


2階層にくる。

各フロアーの前に転移魔石があり、その転移魔石に魔力を通す。


こうする事で次回来た時、最初から階層をあがら無くてすむらしい。2階層に入るとゴブリンリーダーの反応が会った。


「ダリア、ゴブリンリーダーがいる、中央と奥に各々2匹づつだ」


「了解」


ダリアが気にすること無く前に進む。まあ確かに、レベルが50を越えたらほとんど敵じゃないか。


ダリアも月照の能力を使わずに最後まで進み、ゴブリン階層の最後の3階層に入った。


最奥にゴブリンキング、その回りをゴブリンリーダー、ゴブリンシェネラル等が囲んでいた。


「ダリア、キングを初めとした大物は一番奥だ。残りは普通のゴブリンだけだ」


「う、何かショボいな。この階層だと月照の出番無いね」


「しょうがないね。日照もこんな階層じゃ出たく無いらしい、一切反応しないよ」


「そう、行こう」


スラッシュを飛ばし、ゴブリンの群を倒しながらダンジョンの中を進む。草原の階層は寒くも暑く無く過ごし安い環境に少し嬉しくなった。


地図に砂漠階層なるものや山階層と言う酷い場所もあるらしい。

そんな環境と比べたら楽な環境だろう。


奥にくるとゴブリンキング、ゴブリンジェネラルが3匹、ゴブリンリーダーが10匹いる。


それを見てダリアがため息を付く。


「ハァ、鬱陶しくなってくる、ゴブリンばっかり。


何か、初級ダンジョンみたいだよね。


そう言えばサーフィンとブリットも初級ダンジョンをクリアしたかな?」


「してると思うぞ、でも俺はアサヒやナディア、サーペントの方が心配だよ。


あんな中途半端で終わったしな。少し悪い気がしてるよ」


何かダリアがジト目で俺を見ている。

「しょうがない人ね。王都から帰る時にルルダンルによる?」


「え? 良いの?」

「お兄ちゃん、もっとみんなを信用してあげないとちょっとかわいそうだよ。


みんな、お兄ちゃんの教え子だよ。もっと胸をはって!!」


そんな事を言ったって。心配なものは心配だよ、サーフィンとブリットは良いよ。あの2人は本当に良く頑張ったしな、それに沢山教えれたし。


心配はサーペントだ。アイツはお調子者だ。訓練は手を抜くしその癖に派手な事は好き、そこが心配だ。


「ほら、みんなの成長を楽しみにしましょう」


◇◇◇◇◇◇


我々がダンジョンで頑張っている時、ダッツ達勇者一行はエンシェントドラゴンの討伐するための大会で苦戦を強いられていた。


相手はたった1人の剣士、ダッツを勇者たらしめた絶対的なライバル。


剣士 デットとの出会いだ。


ダッツのパーティーは剣士 デット、聖女 マリーン、魔法使い ウナエ。それとタンク ゴールドの5人だと言われている。


それがまさか今大会の敵。それもダッツとゴールドの2人を赤子の手を捻るように圧倒した実力者だ。


剣士デットがそれ程の実力者だとは俺も知らなかった。


ダッツとゴールドがデットの攻撃を受けている時、魔法使いのウエナが攻撃魔法を駆使してダッツを保護する。


その間にゴールドを強化魔法で強化するマリーン。


そんな連携を嘲笑うかのようにデットがタンクを潰し、魔法使いのウエナを倒す。


それも余裕の表情でだ。


「おまえらは強いな。俺がここまで本気に、嫌。半分以上の実力を出させたのはお前達が初めてだ」


デットの余りに上からの物言いにダッツが切れる。


「お前だけは許さなねぇ!!」


この時、ダッツは生まれて初めて勇者の力を発揮した。体中が輝き、辺りが歪む程の勇者の力をだす。


普段のダッツの能力の10倍の以上の能力を発揮した。それは力、速さ、胆力、魔力、その他全ての能力を10倍以上に引き上げる、勇者の初級能力に目覚めるのだ。


だか、それでやっと剣士のデットと同等の強さだ。勇者が勇者たらしめるその能力の全ては、ここでは発揮出来なかった。


理由があるとすればデットに殺気がなかった事だ。デットにとってダッツとの対戦はあそびの延長でしかなかったのだ。


ようは本気になることも無く、実力の半分を出すこと無く終わってしまった。


ダッツ曰く「あいつは史上最強の人間だ。唯一、何の能力もなく魔王四天王を倒せる奴はデットだけだ。


デットは何の才能を持たない只の人、そしてそれは最強の人間だ」


ダッツの言葉だけでも凄いが、ここまでぼろくそに負けたダッツがデットを仲間にした事自体に驚きを覚える。



       ◇◇◇◇◇◇◇


いつも読んで頂き有難うございます。

読んで頂いている方がいると思うとモチベーションがあがります。


この小説を読んで「面白かった」「もっと読んでも良いかも」と感じて頂いたら↓☆を★に切り替えて頂いたけると有り難いです。


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