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双子座の勇者 2人で作る物語 900年の時をつなぐ親友との友情と共に  作者: 武田 健太郎


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審判の塔

しかし、国王や宰相まで賞金首か。世知辛い世の中だね。


依頼をこなしギルドにくるとダリアがハルアさんと話をしていた。ダリアのいるカウンターに来て声をかける。


「ダリア、来てたのか?」


「あ、お兄ちゃん。


どこ言っての? 依頼受けようと思って待ってたのに」


「悪い、塩漬け依頼を頼まれてなこなしてきた」


そう言って依頼達成の書類をハルアさんに渡す。


「あ、塩漬け」


ハルアさんの反応を見てダリアが依頼達成用紙を見る。

「あ、これ。 先にやって来たの?」


ハルアさんに声をかけられる。

「タツキさん。ダリアちゃん。ちょっとお付き合いしてもらえますか?」


ダリアと2人で会議室のような所に入ると、ハルアさんから王都にいかないかと言うお話だった。


王都にはダンジョンがあるらしく初級者から上級者まで一つのダンジョンで楽しめるらしい。


詳しく話を聞くと王都のダンジョンは100階層まであり、階層によって初級、中級、上級に別れているらしい。


そしてかなり上の階層にいるモンスターを倒すとSランクと同じ扱いになるらしい。

因みにマーチさんはマタベリア辺境伯の護衛を兼ねている為ここを離れられない。


このダンジョンに入るには2つやり方があって、首都ギルドで貢献して入場権利をもらう。もう一つが各地方ギルドから推薦状をもらい入る。


但し、推薦状をもらい入れる期間は1年間と期限があるらしい。


「と、言うことでいかがでしょう?」


「私達は良いけど、ここは大丈夫なの?」

「ええ、マーチとマリアがいます、あの2人がいれば大抵の問題は解決されるでしょう。


それより、お二人も賞金首になったようですし、早めにランクを上げる事をお勧めします」


「あの、やっぱり闇ギルドの賞金首になったのでしょうか?」

「本当ですよタツキさん。Aランクのシーザンを差し置いて賞金首になるなんて有名人も大変ですね。フフ」


ハルアさんの笑顔が怖い。


「でも、ここより良いかもね。

ダンジョンの方が効率的にレベリング出来るし」


まあ。ダリアが良いなら良いけどさ、そう思って了承する。


「やっぱりぃ。そうだと思いました。


って言うことで、これが推薦状です。それとこのネックレスがダンジョンに入る時の通行証です。


この通行証を失くすと2度と入れなくなりますからね」


なんか、準備早くね。これは最初から計画してたな。

ハルアさんから推薦状とネックレスをもらうとマタベリア辺境伯がウエイト宰相と一緒に部屋に来た。


「さあ、ウエイト宰相。今回の推薦者の2人になります」

「おお、お前達か。よろしくな」


ポカンとダリアと2人で見合う。何が起きたか全くわかっていない状態で、それもいきなりウエイト宰相が首都に戻る際の暇潰しにと一緒に行動する事になる。


そして、どういう訳か俺達はウエイト宰相の馬車に同乗する事になったのだ。


「何をそんなに緊張している、お互いに知らん仲じゃあるまい」


「いえ、普通に平民の我々が宰相閣下の馬車に乗る何てあり得ないと思うのですが?」


「気にし過ぎじゃ。


大体わしも没落貴族の出だ。

領地もなく、権力もなく、貴族ではなくて平民だ。


そこを気にする必要はない」


そしてウエイト宰相に連れられて首都に入る。やっぱり俺達もほぼ馬車を降りることなく首都まで来てしまった。

(すみません、移動中の内容が面白い話がかけなかったので割愛してしまいました)


王都の中に入ると専属の兵士の案内でギルドに来た。ギルドはざわざわとうるさく人で溢れていて、カウンターにくると兵士が受付に声をかける。


「すまない、ダンジョンの推薦状を持った冒険者だ。門で出会ってな後をお願いしても良いかな?」


「おまかせ下さい」


受付の女性がしおらしく頭を下げる。


「すみません。こちらのギルドにサンゼッテと言う方はおられますか?」


「サンゼッテに何か御用でも」


「これをマタベリアギルドの職員から預かりました。サンゼッテと言う方に渡して欲しいと」


そう言って手紙を出す。


「なら、呼んで参ります。直接渡して下さい」


受付のお姉さんが席を立つと数分後に何やら偉そうな女性が来た。


「私がサンゼッテだ。このギルトの副マスターをしている」


「初めまして、ギルドについたら真っ先にこれを貴女に渡すようにと言われてました」


そう言って手紙を渡す。


差出人を見て直ぐに別室に招かれた。緊張しながら、お茶を飲みつつサンゼッテが来るのを待つ。


「悪い、遅くなった」

そう言ってサンゼッテと男性が来た。


「初めまして、私がこのギルドのマスターのアンダーノット。サンゼッテの夫でもある。


妻は、マーチ、ハルア、マリアと組んで冒険者をしていた」


「ブッ!!!」


話の途中で思わず、お茶を吹き出す。


「大丈夫か?」「お兄ちゃん?」


サンゼッテが心配して俺を見て、ダリアが背中をさすってくれる。


「なんだ、聞いていなかったのか。


まあ、私とサンゼッテが結婚してマリアは第2旅団に入ったし、マーチとハルアはギルドに入ったけどな」


なんか気が遠くなってきたよ。同じパーティーに勇者が2人いるってどういう事よ。


い、いや、ちょっと待て。アンダーノット?


確かマタベリア辺境伯の三男もアンダーノットじゃなかったか? なんか、悪意しか感じない。みんな揃って俺達に何をさせたいんだ?


「はは、タツキ君はピンと来たみたいだね。ぼくはマタベリア辺境伯家の三男だ。


まあ、兄が家を継いだしね。三男はいてもいなくても一緒だからね、僕はのんびりとギルマス何てやってるよ」


「我々は、王都のダンジョンに入るために来ました。


推薦状とネックレスです」


アンダーノットとサンゼッテに見せる。


「了解。まあ、いきなりダンジョンに入る必要も無いだろう。


今日は宿に泊まり旅の疲れを取ってダンジョンは明日にしなさい」


そう言って職員を1人呼ぶ。


「この2人に宿の紹介とダンジョン地図を渡して、それから必要な食材や備品何かを買える店を紹介して欲しい」


最初に声をかけたお姉さんが我々を案内してくれるらしい。


お姉さんの案内で宿に向かい、食料店やポーション等のお店を紹介してもらい、ダンジョンに来た。


「ここが首都のダンジョン。審判の塔と呼ばれています」

それは下から見上げると上が見ない程のかなりの高さだ。


「何で審判の塔と呼ばれてるの?」


ダリアが不思議そうに聞いていた。


「それは、審判の塔が…」


その説明は審判の塔は本当に実力が無いと上にあがる事が出来ない、と言うものだ。

例えSランクでレベルも60を越える猛者であっても、ダンジョンがその実力を認め無い限り、30階から先に入る事が出来ないと言われている。


ちなみにダンジョンの70階以上入った者に与えられるのが勇者の称号なのだと言う。


ダンジョンの最高到達点がてんびん座 リプラの勇者とおとめ座 ビルゴの勇者が入った75階層なのだ。


そしていかに勇者と言えど80階層に入る事が出来ない。そう言われている。


「と言う訳なんです」

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